後半だけで26得点「試合の流れに身を任せた結果」

昨シーズンのプレーオフで結果を残せずに批判されたクリッパーズのポール・ジョージは、このオフにハードなトレーニングを自らに課して2020-21シーズンへの準備を進めた。そして、王者レイカーズとの開幕戦で結果を残した。

ジョージは8本中5本の3ポイントシュートを含むフィールドゴール18本中13本成功、33得点6リバウンド3アシストの活躍。しかも後半だけで26得点の荒稼ぎで、クリッパーズが116-109で勝利した。

ジョージは試合後『Inside the NBA』のインタビューに応じ、「試合の流れに身を任せた結果。自分自身に点を決めないといけないというプレッシャーをかけてプレーした」と語った。

「良いリズムに乗れた。それが自分のプレーだし、シュートを打つチャンスがあれば打つ。何より、無理にシュートを打たなかったことが重要だった」

ジョージは、シャキール・オニールから昨シーズンにももっと良いプレーができたのではと聞かれると、「この2年は肩の手術もあったから、簡単ではなかった。今年のオフにはきっちりトレーニングができたし、コンディションは良いんだ」と答えている。

開幕前にクリッパーズと延長契約を結んだばかりのジョージに対する期待は大きく、カワイ・レナードとのデュオで臨む2年目の今シーズンも、優勝以外は失敗というプレッシャーに打ち克たなければいけない。

球団初優勝という目標を達成するには、1年を通してジョージの活躍が欠かせない。