金丸「僕はコーナーでしっかり待機します、パス待ちです」
『B.LEAGUE ALL-STAR GAME 2021 IN MITO』が2021年1月15日と16日の2日間、アダストリアみとアリーナにて開催される。
開催に先立ち、Bリーグは史上初となるファン参加型の記者会見を実施し、ファン投票で選ばれた『B.BLACK』と『B.WHITE』のスターティングメンバー10名が参加した。
キャプテンはそれぞれのチームで最多得票となった選手が務めることになり、『B.BLACK』は125,222票を獲得したライアン・ロシター(宇都宮ブレックス)、『B.WHITE』は109,736票を獲得した金丸晃輔(シーホース三河)が選出された。
最多得票について聞かれたロシターは「ブレックスだけではなく、Bリーグのファンの皆さんが投票してくれた結果だと思いますし、自分のプレースタイルを気に入ってくれたと思っているのでうれしいです」と、喜びを語った。
金丸も「当然うれしい」と語ったが、「驚きのほうが正直大きくて、いろんなファンの方々に支えられてこうやってバスケットができているんだなと感謝したい」と、あらためて最多得票の結果を噛みしめた。
『B.BLACK』の先発はロシターの他に比江島慎、田臥勇太、ジェフ・ギブス、ジュリアン・マブンガが名を連ねている。比江島はケガのため欠場することになったが、5人中4人が宇都宮の選手が占めた。ロシターはこうした状況を踏まえ「マブンガ選手が僕たちに歓迎されていると感じられるように、彼の父のような存在になれるように頑張ります」と、チームをまとめる決意を示した。
また、『B.BLACK』のヘッドコーチは練習の鬼として知られるルカ・パヴィチェヴィッチが務めることになり、「オールスター前の練習でヘトヘトにされないように、良い準備をしたい」と、笑いを誘った。
一方の『B.WHITE』の先発陣は富樫勇樹とセバスチャン・サイズ、篠山竜青とニック・ファジーカスと、金丸以外は自チームでコンビを組むメンツが揃った。金丸は「千葉(ジェッツ)の選手が2人、川崎(ブレイブサンダース)の選手が2人なので、連携が上手くいくと思います。僕はコーナーでしっかり待機します、パス待ちです」と、2組の連携を頼り、省エネとも取れる発言をした。
また、選手たちはオールスターでどんなプレーをしたいかと問われた際、普段とは違うプレーを見せたいと答える選手が多かった。金丸もその流れに乗り「右ドライブからフェイダウェイが多いと言われているので、左ドライブからフェイダウェイを決めたいと思います」と、語った。
両キャプテンに共通していたのが、自らがオールスターを楽しみ、その姿を見てファンに楽しんでもらいたいということ。選手とファンが楽しみ、文字通りの『球宴』となることに期待したい。
B.BLACK ファン投票(スターティングメンバー)
田臥勇太(宇都宮ブレックス)
田中大貴(アルバルク東京)
ジュリアン・マブンガ(富山グラウジーズ)
ジェフ・ギブス(宇都宮ブレックス)
ライアン・ロシター(宇都宮ブレックス)
B.BLACK リーグ推薦
須田侑太郎(アルバルク東京)
ベンドラメ礼生(サンロッカーズ渋谷)
リチャード・ソロモン(富山グラウジーズ)
齋藤拓実(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)
アイザイア・マーフィー(広島ドラゴンフライズ)
平尾充庸(茨城ロボッツ)
石井講祐(サンロッカーズ渋谷)
SNS投票
宇都直輝(富山グラウジーズ)
B.BLACK ヘッドコーチ
ルカ・パヴィチェヴィッチ(アルバルク東京)
B.WHITE ファン投票(スターティングメンバー)
富樫勇樹(千葉ジェッツ)
篠山竜青(川崎ブレイブサンダース)
金丸晃輔(シーホース三河)
セバスチャン・サイズ(千葉ジェッツ)
ニック・ファジーカス(川崎ブレイブサンダース)
B.WHITE リーグ推薦
ジョーダン・テイラー(レバンガ北海道)
ギャビン・エドワーズ(千葉ジェッツ)
増田啓介(川崎ブレイブサンダース)
辻直人(川崎ブレイブサンダース)
サーディ・ラベナ(三遠ネオフェニックス)
シェーファー・アヴィ幸樹(シーホース三河)
並里成(琉球ゴールデンキングス)
SNS投票
寺嶋良(京都ハンナリーズ)
B.WHITE ヘッドコーチ
佐藤賢次(川崎ブレイブサンダース)