カリー弟はシューター不在に悩むマーベリックスの救世主となれるか

2016/08/09
NBA&海外
177

写真=Getty Images

Dリーグから着実に成長し続けるサラブレット

昨シーズン、プレーオフ1回戦で敗退したマーベリックスは、キングスからセス・カリーを獲得した。カリーは2年連続MVPを受賞したウォリアーズのステファン・カリーの実弟である。

マーベリックスの名物オーナーであるマーク・キューバンは、『ESPN』の取材に対しセスへの期待をこう語った。

「彼は機能不全だったキングスで苦しんでいた。しかし、出場時間が与えられた時には素晴らしい成績を残したよね。だがそれ以上に重要なのは彼の3ポイントシュートだ。42%から43%で決めてくれるシューターが欲しかった。セスがその役割を担えばダークやみんなももっと楽にプレーできる」

昨今のNBAの風潮として3ポイントシュートの重要性が叫ばれている中、昨シーズンのマブスは3ポイントシュートの成功率が34.4%でリーグ23位と悪い数字であった。しかも3ポイントシュート成功率41%のチャンドラー・パーソンズを放出し、シューター不足となっていた。

そこで白羽の矢が立ったのがセスだ。Dリーグで経験を積み、1年目は平均19.7得点、5.8アシストを記録。2年目は23.8得点、4.2アシストでオールDリーグファーストチームに選ばれている。

3年目の昨シーズンはキングスで44試合に出場し、平均15.7分の出場で6.8得点、1.4リバウンド、1.5アシスト、フィールドゴール率45.5%、3ポイントシュート成功率45.0%を記録した。

これだけだと平凡な選手に感じるが、先発出場した試合に限れば平均29.9分間のプレイで14.4得点、3.0リバウンド、2.8アシストとスタッツは向上する。

着々と成長を続けるセスは、継続した出場機会さえ与えられれば一気に飛躍する可能性を感じさせる。果たして新シーズン、実際にマブスでの信頼を勝ち取り、カリー家に流れるシューターの血筋を披露できるだろうか。

偉大な父と兄を持つセス。NBAのスターとなったステファン・カリーに対し苦しいプロ生活となったが、マブスで成長し兄をも脅かす存在になれるか。