男子日本代表

代表合宿メンバーに陽性反応、チーム練習は中止に

「いつかは出る」と思われていた新型コロナウイルスの感染が、このタイミングで出た。昨夜、千葉ジェッツはチーム内で新型コロナウイルスの陽性反応が出たことを発表。その1人が代表合宿に参加していたために、日本代表も活動をストップした。

千葉は15日のホームゲームを最後に4日間のオフに入ったが、18日に選手1名とチームスタッフ1名が発熱。PCR検査の結果、20日に陽性判定が出た。これを受けてチーム全員に検査を行ったところ、昨日に選手もう1名にも陽性判定が出た。国のガイドラインでは症状が出た2日前からの接触が濃厚接触の定義となるため、すでにオフに入っていたチーム、またホームゲームの観戦に訪れたファンは濃厚接触者に該当しない。また最初に発熱した2名は今は平熱に下がっており、追加で陽性反応が出た選手には症状は出ていないとのこと。

この余波はナショナルトレーニングセンターで行われている日本代表の強化合宿にも及んだ。千葉で追加で陽性反応が出た選手が代表合宿に参加していたことを受け、昨日からチーム練習を中止。選手とスタッフは合宿地での待機指示が出た。これからは濃厚接触者の調査、合宿地の消毒を行うとともに以降の対応を決定するとのこと。

代表チームにまで影響が出ることになってしまったが、Bリーグのシーズン中断期間であり、代表の試合も延期になっていたのは不幸中の幸いと言っていいだろう。バスケに限らず様々なスポーツが活動を再開する中、新型コロナウイルスの感染者を一人も出さないというのは現実的には難しい。冬になって感染者が増えていく中で、リーグ戦や日本代表の活動とどう折り合いを付けるか、難しい状況であることは間違いない。

まずは今回、感染者がここから増えないこと、感染した選手やスタッフの早期回復を願いたい。