当面は河合竜児アシスタントコーチが指揮を執ることに
島根スサノオマジックは今日、鈴木裕紀ヘッドコーチが10月31日付で退任したことを発表した。
鈴木ヘッドコーチは2017-18シーズンから島根で指揮を執っていたが、B1に復帰した昨シーズンの中盤でパワハラ行為が発覚し、リーグからの制裁を受けていた。その後、島根は指揮官を交代するもチームを立て直すことは難しく、11勝30敗と大きく負け越してシーズンを終えた。
それでもクラブは「信頼の回復は簡単なことではないと理解しておりますが、失敗を挽回しチームへプラスの形で貢献してもらえるようチャンスを与えたいとも考えます」として、今シーズンも鈴木を指揮官に据え、開幕から10試合を終えて5勝5敗を記録していた。
鈴木ヘッドコーチはクラブを通して次のコメントを発表している。「今季は『チャンピオンシップ出場』という目標を掲げて挑戦させていただいたにも関わらず、これだけの優秀な選手と共に戦えている中においても、ホームの皆様の前で一勝もあげられずにいたこと、またチームにとって大事な局面で3連敗となってしまったことなど、大変重く受け止めております」
「これまで皆と共に常に情熱を持って戦うことに自分の全てをかけてきました。その中で熟慮に熟慮を重ねた結果、早い段階で自分が退くことがチームの目標達成への可能性をより広げるのではないかという考えに至り、退任を決意いたしました。これまで応援してくださったファンの皆様やパートナー企業の皆様、信じて共に戦ってくれた選手、スタッフにはいくら感謝してもしきれません。本当にありがとうございました。これからの島根スサノオマジックの発展を心から祈っております」
堀健太郎GMも次のコメントを発表している。「今シーズンの最大の目標である『チャンピオンシップ出場』に向けて、3連敗を喫した琉球戦以降、チーム力向上に向けて話し合いの機会を持ったところ、本人からの辞任の申し出があり、以降慎重に協議を続けましたが、本人の意思が固くご決断を尊重することといたしました」
「鈴木コーチには、島根スサノオマジックが初めてB1にチャレンジした2017-18シーズンよりヘッドコーチとしてチームを率いていただき、島根スサノオマジックの伝統を築いていただいたことに深く感謝いたします。今後の鈴木コーチのご活躍を心からお祈り申し上げます。当面の間は、河合竜児アシスタントコーチにヘッドコーチ代行として指揮を執っていただきます。クラブとしてここから再度目標に向かって一丸となり戦ってまいります」
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