ホームコートでの開幕戦「重みはすごくある」
Bリーグの2018-19シーズン日程が発表された。B1では10月6日、7日の週末に行われる8試合に先駆けて、千葉ジェッツvs川崎ブレイブサンダースが船橋アリーナで行われる。
Bリーグの開幕カード発表会見に登場した千葉のキャプテン、小野龍猛は「重みはすごくある」と自分たちに託された開幕戦について語る。「フロント陣も含めて最高の準備をして、最高のエンタテインメントを見せられるように、ホームチームはやっていかないといけない」
ただ、ここは心配無用。千葉は集客とエンタテインメントでリーグを引っ張る存在。1試合だけ先行する開幕戦とあってフロントはそれこそその準備に全力を注ぐだろうし、間違いなく船橋アリーナは満員になり、素晴らしい雰囲気が出来上がるはずだ。
キャプテンの小野を始めチームがその舞台に見合ったパフォーマンスを見せられるだけの準備を、心身両面で整えなければいけない。今シーズンも東地区は強敵揃い。優勝候補の一角である川崎が中地区に移ったことで昨シーズンほどではないかもしれないが、リーグは開幕戦を組むにあたり、その川崎をぶつけてきた。
実力伯仲、激闘必至の開幕戦に向け、「船橋アリーナでやる以上絶対に負けられない。必ず2連勝したい」と小野は一つだけでなく、開幕カード2連戦での必勝を誓った。
リーグ優勝に向け「気持ちの面をもっと強く持てれば」
昨シーズンの千葉は激戦区の東地区を制し、チャンピオンシップでもファイナルまで駒を進めたが、アルバルク東京に敗れ優勝を逃した。「技術面はそこまで変わらない。気迫だったりルーズボールだったり、そういった気持ちの面をもっと強く持てればと思っていた」と小野は振り返った。
その点、今シーズンの補強はその『気持ちの面』の強化に向けられている。秋田ノーザンハピネッツから加入した田口成浩はリーグ屈指のお祭り男。「おいさー」の掛け声が有名な田口に対し、小野キャプテンは「おいさーは言わせません」と意地悪な笑みとともにジョークを飛ばしたが、それでも「千葉の人は乗ってくれると思います」と、会場が盛り上がる光景を思い描いている。
他に獲得した藤永佳昭と大宮宏正もムードメーカーで、小野も「藤永にしても大宮さんにしても今までの千葉にはいなかったタイプの選手」と、その面に期待を寄せる。「去年は元気がないというか大人しい選手が多かったので、ガヤじゃないですけど、そういった人が増えるのはうれしいです。その3人が良いスパイスを僕たちにくれれば僕らも切磋琢磨できますし、より競争が激しくなるので、より良いチームになるのじゃないかと」
過去2シーズン、天皇杯を連覇することで実力を示した千葉ジェッツだが、リーグ優勝には手が届かなかった。攻守にエナジー満点のプレーで戦う集団は新たなスパイスを加え、『三度目の正直』を目指す。注目の開幕カードは、千葉にとっても川崎にとってもシーズンを大きく左右する大事な連戦となるのは間違いない。
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