写真=Getty Images
貴重な控えのインサイドプレーヤーとして期待
ベテランセンターのクリス・アンダーセンのキャバリアーズ移籍が決まった。
アンダーセンはグリズリーズに所属していた昨シーズン、平均14.9分間の出場で3.9得点、3.6リバウンド、0.5ブロックを記録。フィールドゴール成功率は52.8%で、控えセンターのスタッツとしては及第点といったところ。
優れた跳躍力と長い腕から繰り出すブロックショットが最大の魅力であり、バードマンの愛称はこのプレースタイルに起因する。キャリアハイは8ブロックを記録し、細身ながらリバウンドも強く最高は18リバウンド。
キャバリアーズはセンターのティモフェイ・モズゴフがレイカーズへ移籍し、控えセンターであまり出場機会のなかったサーシャ・カーンもシクサーズへ移籍するため、純粋なセンターはトリスタン・トンプソンしかいなかった。その上、インサイドプレーヤーはケビン・ラブとチャニング・フライしかいなかったため、アンダーセンの獲得は非常に良い補強だといえる。
また、アンダーセンはグリズリーズへ移籍する前に所属していたヒート時代に、レブロン・ジェームズと共に優勝した経験がある。
攻撃的な選手が多いキャバリアーズにおいて、守備的センターのアンダーセンはうまくフィットできるだろう。クリーブランドで鳥人が再び羽ばたく。
先発での出場は少ないが、派手な見た目とプレースタイルでファンからの人気は高い。