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ジャベール・マギーもレイカーズと合意と報じられる

レブロン・ジェームズがレイカーズ移籍を決めた直後、2人のベテランがチームに加わった。ペイサーズからフリーエージェントになったランス・スティーブンソンと、王者ウォリアーズで2連覇に貢献したジャベール・マギーだ。

『ESPN』によれば、2人はレイカーズとの契約に合意。レブロンがヒートでプレーした2010年からの4年間、スティーブンソンはライバルのペイサーズで中心選手として活躍し、レブロンと激しくやり合った。スティーブンソンといえば、『息吹きかけ事件』で有名な選手でもある。2014年の東カンファレンス・ファイナルでヒートと対戦した際、フリースローを打つ選手を見守るレブロンの耳に、隣にいたスティーブンソンが息を吹きかけた場面は、NBA史上に残る『珍プレー』の一つだ。

その後はチームを転々としたスティーブンソンだが、2017年にペイサーズに復帰。そのペイサーズが、今年のプレーオフ1回戦でレブロンのキャブズと激闘を繰り広げたことは記憶に新しい。当然、スティーブンソンはレブロンのマークにつき、その集中を妨げるためにあらゆる手を使った。ペイサーズがあと一歩のところまでキャブズを追い詰めた健闘に、スティーブンソンの働きがあったことは言うまでもない。

『宿敵』であるスティーブンソンとレブロンがチームメートとしてうまくやれるかは未知数だが、それでもスティーブンソンが力のある選手であるのも事実。不規則なドリブル、視野の広さ、パスセンスに加えて、ポイントガードまでやれるだけの万能性を持っている。

契約合意の一報が流れると同時に、早速SNSではレブロンとスティーブンソンの共闘を、ブルズ王朝時代を支えたマイケル・ジョーダンとデニス・ロッドマン、レイカーズでのコービー・ブライアントとロン・アーテスト(メッタ・ワールドピース)、あるいはコービーとマット・バーンズと比較する投稿が目につく。 もう一人のベテラン、マギーは、フロントコートの層が薄いレイカーズにとって強力な武器になる。先発として全試合出場は理想的ではないかもしれないが、先月のNBAファイナルでも証明した通り、攻守両面で自分の役割をきっちりと発揮できる戦力だ。

大物選手ではないにしろ、チームを勝たせるために移籍を決断したレブロンに応えるため、レイカーズは実力者で回りを固めようとしている。果たしてスティーブンソン、マギーに続く補強が誰になるのか、今後もしばらくはレイカーズが注目を独占することになりそうだ。