外国籍選手は常時オン「2」でよりエキサイティングに

本日、Bリーグは理事会後のメディアブリーフィングが行われ、2018-19シーズンに向けたルール変更が正式に発表された。

まずは2017-18シーズンの昇降格を受けての新たな地区分け。B1、B2ともに3地区制、レギュラーシーズン60試合の大きな枠組みは変わらず、以下のような地区分けが発表されている。

B1
東地区:北海道、秋田、栃木、千葉、A東京、SR渋谷
中地区:川崎、横浜、新潟、富山、三遠、三河
西地区:名古屋D、滋賀、京都、大阪、福岡、琉球

B2
東地区:青森、仙台、山形、福島、茨城、群馬
中地区:東京Z、八王子、金沢、信州、FE名古屋、西宮
西地区:奈良、島根、広島、香川、愛媛、熊本

そして、大きな変更となったのは以前から噂に挙がっていた外国籍選手オン・ザ・コートのルールだ。新シーズンから各クラブが登録できる外国籍選手は3名まで、帰化選手は別途1クラブにつき1名の登録が認められる。また試合にエントリーできるのは外国籍選手2名、また帰化選手はそれとは別で1名が認められる。試合中、同時にプレーできる外国製選手はクォーターを問わず2名以内とし、帰化選手は外国籍選手2名と同時にプレーすることができる。

Bリーグ発足から2シーズン行われたオン・ザ・コートはこれで消滅。クォーターを問わず外国籍選手は登録3名のうち試合にエントリーする2名が、それとは別に帰化選手1名が起用できることになる。

ここからは予測も入るが、試合にエントリーできる外国籍選手が2名となると、3人目の外国籍選手と契約しないチームも増えてくるはず。その場合は、外国籍選手1名あたりの年俸が増えて選手個々のレベルは上がることになるだろう。また、オン「1」の時間帯がなくなることで日本人ビッグマンのプレータイムは基本的には減る。それでも厳しい競争を勝ち抜いた選手のレベルは上がるはず。

また、戦力として計算できる日本人ビッグマン、あるいは帰化選手を擁するチームにとっては、1番から3番の外国籍選手を獲得するという選択肢が取りやすくなる。超絶技巧で初年度のBリーグを盛り上げたディアンテ・ギャレットのようなタレントが再び見られることに期待したい。

チャンピオンシップは前後半5分ルールのGAME3が消滅

チャンピオンシップのGAME3についても変更が発表された。クォーターファイナルとセミファイナルで1勝1敗になった場合のGAME3は、2試合目の後の前後半5分ではなく『別日に開催』される。3連戦になるのか中1日を置くのか、チケット販売はどうするのかなど詳細は今後詰めるとのことだが、前後半5分のGAME3は姿を消すことに。

この変更について大河正明チェアマンは「Bリーグチャンピオンシップのブランド価値がどこまで上がったか」を重視して決めたと説明する。B1のチャンピオンシップはほとんどの試合が満員となり、GAME3を別日に開催してもそれなりのチケットが売れ、ブランド力を担保できるという見込みが立ったことで変更を決めた。

B1残留&B2プレーオフでのGAME3をどうするかは引き続き検討、一方でファイナルの一発勝負は変更なしと発表されている。