ファジーカスとの連携を日本代表でも、辻直人が語る「長く一緒にやっている自信」

2018/06/12
日本代表
247

文=鈴木健一郎 写真=鈴木栄一

「代表で求められるのは3ポイントシュート」

昨日発表された日本代表候補、その合宿参加メンバー18人のうち3人が川崎ブレイブサンダースの選手だった。新たに日本国籍を取得したニック・ファジーカスが加わった代表で「ニックは誰とでも合わせられる選手で、チームにすごくフィットしていますが、僕には長く一緒にやっている自信があります」と語るのは辻直人だ。

「川崎と違って代表で求められるのは本当に3ポイントシュートなので、そこは誰よりも自信を持ってプレーしたい」と語る辻は、今年2月のチャイニーズ・タイペイ戦では8本の3ポイントシュートを決める大当たりを見せた。ファジーカスと八村塁が加わってもなお、日本の勝利に辻の3ポイントシュートが求められるのは間違いない。

「打てるチャンスは本当に一瞬だと思うので、そこで確実に決められるように。そこは誰よりも自信を持ってプレーしたいです。そこで確実に決められるようになればプレータイムも長くなるし、チームにも勝利をもたらせられると思うので」

川崎では全試合スタートと不動の先発だが、日本代表ではベンチからシュートで勢いをもたらす存在となる。「プレータイムが限られるのは認識していますが、気持ちとしては川崎よりやりやすい。オフェンスに関しては吹っ切れて『空いたら打つ』という自分の仕事だけをやればいいと思っています」

「リバウンドは心強い、取ってくれる安心感がある」

今週末の韓国戦はWindow3のオーストラリア戦とチャイニーズ・タイペイ戦に向けた大事な強化の場。ファジーカスと八村が加わりインサイドが強力になったことで、アウトサイドの辻もまた生きる。その形を実際のプレーで確認する機会だ。

「Window2からニックと塁が入って、チームとしてすごく機能していると思います。今まではスクリーンを使ってフリーを探しながらやっていたんですけど、そのプレーはもちろん、あの2人を起点にしてゴールにアタックした時に僕がスペースを取ってノーマークになるシチュエーションも増えると思うので、そこでどんどんシュートを狙っていきたい」

「ピックが起こった時にニックをオープンにするとアウトサイドシュートがあるので、そこのディフェンスは出ていかざるを得ない状況になります。Bリーグでやっているのと同じようなオフェンスの展開に持っていけるんじゃないかと思いますし、ニックがオープンになった時に塁がインサイドにいるとなれば、相手にとっては今までより一段と守りづらくなると思います」

川崎で築き上げたファジーカスとのコンビネーションを、代表でまたグレードアップして実践する。その中で自分の武器を出していくのが辻の狙いだ。「そこで3ポイントシュートを決めきるのが僕の仕事です」

もう一つ、インサイドの高さが強化されることで、シューターとしてはより打ちやすい状況が生まれる。「リバウンドは心強いです。取ってくれる安心感があるので思い切って打てると思います」と辻は不敵な笑みを見せた。

「本当、全力で試合に臨むだけです。気持ちとしては良い形で迎えられます」。新戦力が加わった恩恵を最大限に引き出した辻には、今まで以上の爆発を期待したい。