二コラ・ヨキッチの爆発で19点のビハインドを覆したナゲッツ、クリッパーズを下しカンファレンスファイナルへ逆王手

二コラ・ヨキッチの爆発で19点のビハインドを覆したナゲッツ、クリッパーズを下しカンファレンスファイナルへ逆王手

2020/09/14
二コラ・ヨキッチ

攻守が噛み合い、後半を64-35と圧倒

クリッパーズvsナゲッツのカンファレンスセミファイナル第6戦。2勝3敗と後がないナゲッツが驚異的な逆転劇を見せた。

シュートタッチの良いポール・ジョージに次々と得点を許し、カワイ・レナードも止められずナゲッツは先行を許した。二コラ・ヨキッチがミドルレンジから高確率でシュートを沈め食らいつくが、ヨキッチを起点にズレを作ってもフィニッシュが決まらず、他の選手の得点が伸びない。

その中で3ポイントシュートを決めるなど積極性を失わなかったマイケル・ポーターJr.が、速攻でボールをファンブルするなど連続でターンオーバーを犯し、逆に相手に速攻の機会を与える諸刃の剣となった。

活路を見いだせないまま47-63と大量ビハインドを背負って後半へ。ジャマール・マレーがドライブするもジョージのブロックショットを浴びる。マレーは鼠径部を痛めて動けず、数的不利となりジョージに3ポイントシュートを決められ、この試合最大となる19点のビハインドを背負った。

エースが止められ、心が折れてもおかしくない点差だったが、ここからナゲッツの逆襲が始まった。最初に反撃ムードをもたらしたのはベテランのポール・ミルサップだ。ファウルトラブルに陥り前半はプレータイムが少なかったが、オフェンスリバウンドからシュートファウルを誘発するなど粘り強いプレーを見せる。ここまでインサイドでの得点がほとんどなく攻め手が限られていたが、ミルサップによってオフェンスが活性化した。

オフェンスでリズムをつかんだことで、ディフェンスも強度が増す。これまで大事な場面で何度となくシュートを決められていたレナードに対し、ジェレミー・グラントが圧力をかける。最後までシュートチェックに行き、その精度を狂わせた。さらに激しい守備が持ち味のパトリック・べバリーから、第3クォーターの時点で個人5つ目のファウルを誘発。積極性を取り戻したナゲッツは次々とリングにアタックした。ファウルでしか止められなくなったクリッパーズを攻め立て、このクォーターだけで16本のフリースローを獲得し2点差に迫った。

最終クォーター開始1分、トーリー・クレッグが3ポイントシュートを沈め、ついに逆転に成功する。さらに直後のポゼッションでもクレッグはファウルを獲得しつつレイアップをねじ込み、ベバリーをファウルアウトに追いやった。

そして、ここから『ヨキッチ劇場』が始まる。オフェンスの起点となり、主にミドルレンジからの得点が多かったヨキッチだが、ピック&ポップから2本連続で3ポイントシュートを沈める。センターではつききれないためレナードがマッチアップを買って出たが、結果として他のプレーヤーへのマークが甘くなり、マレーやゲーリー・ハリスが得点を重ね点差を2桁に乗せた。

前半は面白いように入ったジョージやレナードのシュートも、この悪い流れの中では精度を欠いた。残り2分、ディフェンスを完璧に崩しハリスが3ポイントシュートを沈め、16点差としたところで勝負アリ。最終スコア111-98でナゲッツが逆転勝利を飾った。

ヨキッチは34得点14リバウンド7リバウンドを記録。逆王手をかけ、「僕たちにプレッシャーはない。クリッパーズのほうがプレッシャーを感じてると思うよ」と、笑顔を見せた。また、途中で鼠径部を痛め、治療を受けながらのプレーとなりながらも21得点を挙げたマレーに対し「彼は戦士であり犬。最後まであきらめなかった。本当に信じられないし、彼に天井はないんだ」と称賛した。

勝負は運命の『GAME7』にもつれることになった。

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