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ウォリアーズは本拠地でプレーオフ16戦負けなし

ステフィン・カリーの復活とともにウォリアーズが『王者』の威厳を取り戻した。今回の西カンファレンス決勝、ジェームズ・ハーデンとクリス・ポールのコンビを軸とするロケッツは王者に匹敵する実力があると見られており、ホームでのシリーズ最初の2試合は1勝1敗。どちらに転ぶか分からない、という雰囲気だった。しかし、すべてが噛み合ったウォリアーズはそのロケッツを一蹴。126-85と41点差での大勝を収めた。

敗れた第2戦で不発に終わった際に、スティーブ・カーは「調子自体は悪くないので、試合ごとに良くなっていくだろう。第6戦か第7戦でベストになってくれれば」と語っていたが、カリーには移動日があれば十分で、2度のMVPを受賞した時のパフォーマンスを取り戻していた。

5本の3ポイントシュートを含む35得点。マッチアップするハーデンの手前からロングスリーを沈めたかと思えば、次はドライブでかわしていく。カリーの得点はただの得点ではなく、止めようのない『無慈悲な攻め』は相手の士気をくじくに十分だった。

本拠地に戻って復活したカリー。だがドレイモンド・グリーンはこう言って笑う。「この手の爆発はどこでだって見てきた。ここに限らず、どこでも起こる。ステフの3ポイントシュートはバスケファンにとってはダンクと同様で、会場の興奮を爆発させるんだよ」

カリーが呼び起こす『興奮の爆発』はチームメートの発奮も呼んだ。今シーズンのプレーオフでは初めて先発全員が2桁得点を挙げ、ケビン・デュラントはカリーに続く25得点をマーク、グリーンは17リバウンド6アシストと多様性を如何なく発揮した。

コート上では感情を爆発させていたカリーだが、試合を終えればクールそのもの。興奮するメディアを前に「2試合シュートが決まらなかったぐらい、なんてことはないよ」と答えている。

本拠地オラクル・アリーナではプレーオフ16連勝。こうなると、敵地での2試合で一つ勝ったことが生きてくる。ロケッツは敵地での残り2試合のうち少なくとも1つを勝つ必要がある。現地22日、オラクル・アリーナでの第4戦に向け、まずは気持ちを切り替えなければならない。