リラードは息子との写真を投稿「会いたかった」
トレイルブレイザーズのデイミアン・リラード、マジックのアーロン・ゴードンがケガのため『バブル』を離れた。
リラードは『バブル』でのシーズン再開から圧倒的なパフォーマンスでチームを引っ張ってきた。グリズリーズを逆転して8位でレギュラーシーズンを終え、プレーインにも勝利してチャンピオンシップ進出を果たし、西の首位チームであるレイカーズとのシリーズでは初戦を制している。その後は3連敗で追い込まれているが、シーディングゲームでの爆発的なオフェンス力はMVPに相応しいもの。シクサーズ戦の51得点、マブス戦の61得点という数字に加え、何本も決めたロゴスリー(コート中央のNBAロゴから放つ超ロングシュート)のインパクトも大きい。
しかし、25日間で13試合をこなす、しかも一つも負けられない緊張感の中で過密日程を乗り切るのは難しかった。レイカーズとのプレーオフファーストラウンドの第2戦で左手の人差し指を脱臼。その後も強行出場を続けたが、第4戦でひざを故障した。第5戦は延期になったが、その前にリラードの欠場は発表されていた。今もひざはまっすく伸ばせないとのこと。ポートランドに戻り、治療を受けることになった。
アーロン・ゴードンは左足のハムストリングの肉離れ。8月5日のラプターズ戦でケガをして以来、チームに帯同しながらリハビリに励んでいたものの、このタイミングで『バブル』を離れることになった。マジックは東の1位、バックスと対戦中。シリーズ初戦を勝利したものの、その後は3連敗で後がない状況に追い込まれている。
NBAはバックスの試合ボイコットを機に中断し、再開に向けて協議が行われている。両者ともに『バブル』に戻って来ることはできるが、地元に戻って診断結果を受け、その結果を下に最終的な結論を下すことになりそうだ。
チームにとって彼らの戦線離脱は痛手だが、すべてが悪いことではない。『バブル』を離れたリラードは、プライベートジェットの機内と思われる場所で小さな息子を抱く写真を投稿。「指を脱臼してひざを痛めたが、会いたかった息子に会えたのはうれしい」と綴っている。