バスケットボールは人種差別と暴力を止められず、バックスのボイコットを機に現地26日のNBA3試合が延期に

バスケットボールは人種差別と暴力を止められず、バックスのボイコットを機に現地26日のNBA3試合が延期に

2020/08/27
NBA

ジョージ・ヒル「我々は殺人と不正に疲れている」

現地時間8月23日、ウィスコンシン州ケノーシャで、家庭内暴力の通報を受けた警官が黒人男性のジェイコブ・ブレイク氏に対して背後から発砲。至近距離から7発の銃弾を受けたブレイク氏は一命を取り留めたが、脊椎を損傷して下半身不随の重傷を負った。制止に耳を貸さなかったものの、反抗する素振りはなかった。自分の車に乗り込もうとしたブレイク氏が撃たれる様子が収められた動画が拡散されたことで、警察の行きすぎた暴力がまた明らかになった。

ジョージ・フロイドが警官に首を押さえつけられて殺害された事件は、『Black Lives Matter』活動が盛んになるきっかけとなった。麻薬取締の警察官が捜査令状の出たのとは違う家に踏み込み、結果として救命士の黒人女性ブレオナ・テーラーを射殺した事件も起きている。

人種差別への反対、社会正義の実現を訴える『Black Lives Matter』の活動がこれだけ盛んになっても、警官による黒人男性への不条理な暴力があったことは、NBAにも大きな衝撃を与えている。

そして8月26日、バックスはマジックとのプレーオフファーストラウンド第5戦をボイコットした。バックスの本拠地であるミルウォーキーは、事件が起きたケノーシャと同じウィスコンシン州だ。マジックの選手たちは試合前にコートに出てシューティングを行っていたが、バックスの選手たちは姿を見せなかった。

バックスのジョージ・ヒルは「我々は殺人と不正に疲れている」と『The Undefeated』に語った。その後、サンダーvsロケッツ、レイカーズvsトレイルブレイザーズも開催されないことが発表されている。

NBAの選手たちはミーティングを行い、今後の試合をどうするかを協議するそうだ。

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