西福岡

「これがラストという一回」で34本を記録

全中(全国中学校バスケットボール大会)優勝などの実績を誇る中学バスケ界屈指の強豪、西福岡中学校が『全国学生フリースローチャレンジ』に参加し、1分間でフリースロー34本成功の記録を出した。

チームを組んだのは崎濱秀斗、松尾好誠、山口瑛司、岩下愛育、三輪大和の5人。練習でもほとんど落とすことがないという崎濱選手は、「楽しかったです。自分たちが思っていた以上の記録を出すことができました」とうれしそうに語る。

シューティングの時間に真剣に打ち込むのは当然のこと。全国区の強豪ならではの勝負強さがあったと崎濱選手は言う。「何度かチャレンジしたて、これがラストという一回で34本という最も良い記録が出せました。連続でも決めることができたし、こういうところで集中して勝負強さを出せたと思います。練習はみんな頑張っていますが、こういう時は気合いと根性です(笑)」

新型コロナウイルスの影響で全中は開催されず、3年生の中には受験に向けてすでにバスケ部を引退した選手も少なくない。それでも崎濱選手たちはジュニアウインターカップが行われると信じて西福岡でのバスケを続けている。同級生の仲間が減ってしまったことに「正直、寂しさもあるんですけど、大会に向けて集中して頑張っています」と彼は言う。

目指すは全国制覇。「フリースローの確率にはこれで自信が持てたので、もっともっと練習を頑張って、予選ではどのチームが相手でも圧倒できるように。全国優勝したいです」と崎濱選手は言う。練習をするにも試合をするにも感染防止に徹底して配慮する必要はあるが、西福岡がバスケットボールに取り組む姿勢は変わっていない。