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「可能な限り連絡を取り合える偉大な選手に教えを請う」

西カンファレンス準決勝でロケッツに敗れ、ジャズのシーズンは終わった。だが、昨夏に生え抜きエースのゴードン・ヘイワードがセルティックスに移籍した時点で、ジャズがここまで勝ち上がると予想したメディアは皆無に等しかった。そんなチームを救った選手こそ、ルーキーのドノバン・ミッチェルだった。

ミッチェルは1年目のレギュラーシーズン79試合に出場し、1年目の選手ではリーグ最多の平均20.5得点を記録。ルーキーながらチームのリーディングスコアラーとしても活躍し、キャリア初のプレーオフでも11試合で24.4得点のパフォーマンスを披露してみせた。

今シーズン最後の会見で、ミッチェルは1年目について「ウィニングランで終われはしなかったけど、最高のシーズンだった」とコメント。すでに頭の中は2年目の来シーズンへと切り替わっているようで、こうも続けている。

「まだまだやるべきことは多い。オフには可能な限り、連絡を取り合える偉大な選手に教えを請うつもりでいる。個人的な目標は変わらない。最優秀守備選手賞を取りたいし、オールスターに選ばれて、シーズンMVPにも選出されたい。今シーズン出場した全試合をチェックするよ」

1年目からフランチャイズ・プレーヤーの風格をまとったミッチェルは、2年目以降も球団の顔、リーグを代表するスター選手として邁進し続けるだろう。ジャズに希望の光を与えたミッチェルが今後どう成長していくのか、プロとなって初めて迎えるオフの動きにも注目したい。