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レブロン依存から抜け出しラプターズに完勝

キャバリアーズの3連勝で迎えた、ラプターズとの東カンファレンス準決勝第4戦。レブロン・ジェームズを中心とするオフェンスが機能し、キャブズが128-93で完勝。スウィープ(4勝0敗)で東の決勝へ駒を進めた。

互いに点を取り合い拮抗した展開が続いたが、第2クォーター終盤にキャブズがラプターズを突き放す。タフショットを誘発し、カバーディフェンスからのパスカットを速攻につなげるなど、残り2分15秒から12-0のランで前半を終えた。

レブロンの1on1が止められないラプターズはダブルチームを仕掛けるが、オーバーヘルプを見逃さないレブロンにパスをさばかれ、JR・スミスやカイル・コーバーに得点される。

ラプターズは完全に止めどころを失い、点を取って差が縮まらない展開にフラストレーションが溜まっていく。そして、第3クォーター残り23秒、エースのデマー・デローザンがジョーダン・クラークソンの速攻を止めたプレーがフレグラントファウルをコールされて、退場となった。第3クォーター終了時点で100-72。エースを失ったラプターズにこの苦境を覆す力は残されておらず、早々に試合は決着。ラプターズはまたもキャブズに屈することになった。

レブロンは29得点8リバウンド11アシストを記録しチームを牽引した。だが特筆すべきは先発の5人が12得点以上を挙げたこと。レブロンが作ったズレをしっかりと生かし、フィールドゴールの成功率は驚異の59.5%を記録した。

レブロンは「第1戦から彼らは素晴らしかった」とチームメートを称賛し、自分のパフォーマンスは仲間のおかげだとコメントした。「第1戦は怖かった。彼らが俺を引き上げてくれたんだ。彼らの後押しを受けたから俺は第4戦までトライし続けることができた」

レブロンが「怖かった」と漏らしたのも無理もない。ファーストラウンドはペイサーズに大苦戦し第7戦までもつれる大苦戦となった。レブロンの獅子奮迅の活躍で準決勝へ駒を進めたが、レブロン以外のメンバーの調子は上がらず、準決勝もキャブズは不利と見られていた。

だがラプターズとの第1戦、レブロンは絶不調だったが他のメンバーがステップアップし接戦をモノにした。「チームメートに助けられた」とレブロンが言うように、キャブズはようやくレブロン頼みから脱却した。第4シードに甘んじたことが示す通り、今シーズンのキャブズの下馬評は決して高くなかった。だがラプターズという強敵を飲み込み、遅まきながらキャブズは完成形となった。