取材・写真=鈴木栄一 構成=鈴木健一郎

「選手が本当にタフに戦ってくれた結果」

千葉ジェッツは今日、ホームの船橋アリーナで琉球ゴールデンキング戦に勝利。これで通算成績を45勝14敗とし、アルバルク東京に2ゲーム差をつけて東地区優勝を決めた。また同時に西地区1位の琉球に勝率で上回ることが確定。これで3地区間の勝率はシーホース三河に続く2番手が確定し、チャンピオンシップでセミファイナルまでのホーム開催権を得た。

今シーズンの東地区は、3地区制の是非をあらためて問うレベルの高さになった。昨シーズンから比較して2チームが降格し、強豪2チームが中地区から編入されてきたことで、優勝候補チームが集中した。そこで60試合の長丁場を勝つ意義は、千葉に限らずどのチームのヘッドコーチや選手も口にしてきたこと。大野篤史ヘッドコーチは、「長いレギュラーシーズン、選手が本当にタフに戦ってくれた結果。東地区でチャンピオンになれたことは本当に価値のあることで、選手を誇りに思います」と選手たちを称える。

千葉はこの2年間、年明けに行われる天皇杯を連覇しているが、これは良くも悪くも勢いに乗ったチームが勝つ短期決戦のトーナメント。一方で、レギュラーシーズンは60試合で争う長丁場であり、何よりもチームの総合力が試される。

それもあって富樫勇樹は「4回勝って優勝となる天皇杯とは、また違う価値があると思います」と語る。「60試合、一番厳しい東地区で戦っての優勝は本当にうれしいし、すごく自信にもなります」と、達成感を噛み締めた。

キャプテンの小野龍猛も、東地区を制したことに大きな手応えを感じている。「しっかりと自分たちのバスケットを貫いた結果として、東地区で勝ち切れたことはすごく自信にもなりますし、チームとしてすごく成長したと思います」

ただ、彼らの目標はあくまでBリーグ制覇。地区優勝はあくまで通過点であり、チャンピオンシップを勝ち抜くことに意識は向いている。小野はこう続ける。「自分たちはまだチャンピオンシップで勝てていません。チャンピオンシップで勝たないと強いチームとはならない。まだまだ優勝するにはもう一段階レベルアップしないといけないです」

今日の結果をもって、チャンピオンシップのクォーターファイナルでの対戦相手が川崎ブレイブサンダースに決まった。チケットは5月7日(月)の会員先行販売から順次発売となる。