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ブレイザーズは見せ場を作るもラスト3分で自滅

西カンファレンス3位のトレイルブレイザーズと6位のペリカンズ。順位に差はあるが両チームは82試合を戦って49勝と48勝、ゲーム差は1しかない。だからペリカンズが2連勝しても『アップセット』とは見なさないのだろう。初戦は97-95と互いに得点が100を切る重い展開の中で競り勝ったが、今回はアップテンポな打ち合いを制してのペリカンズらしい勝利だった。

ペリカンズはデイミアン・リラードとCJ・マッカラムに激しいプレッシャーをかけてブレイザーズの得意な形を作らせない。攻めに転じれば大黒柱のアンソニー・デイビスがうまく相手ディフェンスの注意を引きつけ、他の選手も積極的に狙うチームオフェンスが機能。特にドリュー・ホリデーはシュートタッチが良く、デイビスを使うと見せかけては自分がスルスルと仕掛け、自分が警戒さればパスをさばいて35得点9アシストと活躍した。

ブレイザーズはリラードが17得点、マッカラムが22得点を挙げたものの、3ポイントシュートは7本中1本成功、8本中3本成功と良い形で打たせてもらえない状態。ここはペリカンズが徹底して相手の長所を消したと言える。

ブレイザーズも見せ場は作った。残り4分を切ってリラードがドライブレイアップを放ち、そのリバウンドをアル・ファルーク・アミヌが押し込んで97-97の同点とし、ペリカンズにタイムアウトを取らせた場面では、場内がブレイザーズファンの拍手に包まれた。さらにはモーリス・ハークレスが3ポイントシュートを決めて一度は逆転に成功している。

ただ、そこからラスト3分の戦いぶりが良くない。オフェンスリバウンド2本を許しホリデーに3ポイントシュートを決められると、リラードがドライブからのキックアウトのパスでターンオーバーを犯す。イートワン・モアがフリースローを外してくれたにもかかわらず、そのリバウンドを確保できず、つながれてラジョン・ロンドの3ポイントシュートを許し100-108。勝負どころで簡単にポゼッションを明け渡す軽率さが致命傷となった。

敵地で2連勝と最高のスタートを切ったペリカンズだが、指揮官アルビン・ジェントリーは「あと2つ勝たなければいけない。だから喜ぶようなことは何もないよ」と至って冷静だ。

第3戦と第4戦はホームコートアドバンテージを得られる。ここで決めるのが理想だが、そのためにはレギュラーシーズンとは見違えるようにインテンシティが高い『プレーオフ・モード』のディフェンスを継続することが第一だ。