写真=Getty Images
得点とアシストはすでに条件をクリア
4月9日、サンダーはヒートを115-93で破り、3シーズン連続となるプレーオフ進出を決めた。この試合、ラッセル・ウェストブルックは23得点18リバウンド13アシストを記録。今シーズン25度目のトリプル・ダブルで、勝利に花を添えている。
西カンファレンスは稀に見る大混戦となっており、チームの最終順位は82試合目を終えないと確定しないという状況。プレーオフの行方はもちろん気になるが、それと同じくらい気になるのがウェストブルックの記録の行方だ。
MVPを記録した昨シーズンは、オスカー・ロバートソンが持っていたシーズン41回のトリプル・ダブル記録を42回に塗り替え、ロバートソン以来2人目となるシーズン平均トリプル・ダブルを達成した。主要5部門中3部門でチームハイの数字を残しているウェストブルックは現在、平均25.6得点9.8リバウンド10.1アシストを記録。前人未到の2シーズン連続の平均トリプル・ダブル達成に手に掛けている。
得点は言わずもがな平均2桁をクリアし、もし最終戦でアシストがなくても、平均10アシストはクリアする。問題となるのがリバウンド数だ。ウェストブルックはここまで79試合に出場し784リバウンドを獲得し、平均9.8リバウンドとわずかに届いていない。
今日の試合で18リバウンドの荒稼ぎを見せたが、実はこの数字はシーズンハイであり、記録達成に必要な16リバウンド以上を記録したのは今日を含め5回のみと、そのハードルは高い。
最終戦は早々にプレーオフ争いから脱落し、再建段階のグリズリーズが相手とあって、ケガのリスクを顧みず全力プレーをする必要はない。それでも大記録まで手の届くところまで来ているのだから、達成してもらいたいというのがファンの願いだ。