ラッセル・ウェストブルック

「練習試合を数試合こなした後にラスにはプレーしてもらいたい」

今月13日に新型コロナウイルスに感染したことを発表したロケッツのラッセル・ウェストブルックが間もなくオーランド入りする。チームはオフを火曜日にずらし、水曜日の練習にウェストブルックが参加できるよう配慮したという。

今週金曜日にはラプターズとの練習試合が組まれている。ウェストブルックに症状があったかどうかは明らかになっていないが、ヘッドコーチのマイク・ダントーニはウェストブルックの出場に関して慎重な姿勢を取っている。「検査など全てがクリアになれば5on5などの練習にも参加できるだろう。金曜日の試合の出場は時期尚早かもしれない。メディカルスタッフとラッセル本人の判断にもよるけれどね。彼がこの数日間でどう感じるかだ。練習試合を数試合こなした後にラスにはプレーしてもらいたい。少しずつ始動してほしいが、準備期間も考慮して慎重にいかないといけない」

それでもダントーニは同じく合流が遅れていたジェームズ・ハーデンのようにすぐに練習に復帰できると考えている。「正確なことは分からないが、ラスは問題なく練習をしていると聞いている。ラッセルならコンディションが悪い日でも、他の選手よりもパワフルで良い状態を維持している可能性がある。いつでも行ける状態でここに来ると思うよ。あとはタイミングとバスケットボールができるコンディションになるかが重要だ」

ウェストブルックの合流はロケッツにとって良い刺激になることは間違いない。今シーズンは平均27.5得点、フィールドゴール成功率47.7%を記録しており、シーズン後半戦だけを見ると平均31.7得点、フィールドゴール成功率52.7%、8.1リバウンド、6.8アシストと数字を伸ばしている。

ウェストブルックはセンターの抜けたスペースへ入り込むドライブから得点を量産するなど、超スモールラインナップを起用するロケッツにとって欠かせない選手だ。「ラッセルが鍵であることは明白だ。彼ほどの選手が抜けてしまえば試合は難しくなる。彼のような選手を獲得したかった。チームが前に進むように活気を与えられる選手だ。ここまでは順調にきているし、選手達はハードな練習をこなしてきた。これでチームの完成形にまた一歩近づくことになる」