上位4チームは来年のU-17ワールドカップに出場

中国の広東省仏山市で開催されるU-16アジア選手権が、今日開幕する。

参加13カ国のうち上位4チームには来年、アルゼンチンで開催されるU-17ワールドカップへの出場権が与えられるこの大会。近年、アンダーカテゴリーの日本代表はアジアで成果を出しているが、U-16アジア選手権は今大会からオセアニアのオーストラリア、ニュージーランドも参加し、競争が激しくなった。

この大会は昨年秋に行われるはずだったが、開催地が決まらず延期に。それでも日本代表は指揮官トーステン・ロイブルの下、長くなった準備期間を無駄にせずチーム作りを進めてきた。

参加できるのは2001年生まれと2002年生まれの世代。名古屋ダイヤモンドドルフィンズで活躍する笹山貴哉を兄に持つ洛南の笹山陸、昨年のインターハイ優勝に1年生ながら貢献した福岡大学附属大濠の横地聖真、そしてA代表の強化合宿にも招集されている田中力といったところが注目選手。

A代表だけでなくこのU-16でもチーム最年少となる田中力は「自信はなかったんですが、ロイブルコーチの下で上達していると感じます」と先の強化合宿で語っていた。ようやく訪れた世界への挑戦で、田中にはスケールの大きなプレーを見せてもらいたい。

グループリーグ初戦のレバノン戦は今日18時から。そのままインド、韓国を相手に連戦となる。グループ1位は6日の決勝トーナメントに進むが、2位と3位になった場合は5日もトーナメント進出を懸けたプレーオフを戦うことになり、最大で7日で7試合を戦うタフな日程となる。

サイズで不利のある日本だが、しっかりと準備は整えてきたはず。トーステン・ロイブルの選手起用、個々の選手のアグレッシブなプレーに期待したい。


U-16アジア選手権
男子日本代表メンバー
2018年3月30日発表 代表選手12名
番 号 名 前 Pos. 身長/体重 生年月日 所属チーム
4 中村拓人 NAKAMURA Takuto G 182cm/70kg 2001/3/3 中部大学第一高校
5 山崎凜 YAMAZAKI Rin F 191cm/73kg 2001/3/24 土浦日本大学高校
6 笹山陸 SASAYAMA Riku G 185cm/72kg 2001/2/9 洛南高校
7 富永啓生 TOMINAGA Keisei SG 180cm/67kg 2001/2/1 桜丘高校
8 結城智史 YUKI Satoshi F 188cm/74kg 2001/4/2 土浦日本大学高校
9 岩﨑光瑠 IWASAKI Hikaru F 189cm/67kg 2001/4/17 近畿大学附属高校
10 河村勇輝 KAWAMURA Yuki G 169cm/60kg 2001/5/2 福岡第一高校
11 三谷桂司朗 MITANI Keijiro F 189cm/74kg 2001/6/15 広島皆実高校
12 松尾海我 MATSUO Kaiga G 180cm/63kg 2001/7/9 尽誠学園高校
13 江原信太朗 EHARA Shintaro F 188cm/79kg 2001/8/20 実践学園高校
14 横地聖真 YOKOCHI Seishin G 189cm/83kg 2001/10/3 福岡大学附属大濠高校
16 田中力 TANAKA Chikara G 184cm/72kg 2002/5/4 横須賀市立坂本中学校
トーステン・ロイブル Torsten LOIBL ヘッドコーチ