Bリーグ

新型コロナウイルス感染予防のガイドラインも策定

Bリーグは今日、2020-21シーズンの概要発表会見を行い、新シーズンより導入される新たなレギュレーションを発表した。

新たなレギュレーションは次の4つ。
 Bリーグファイナル2020-21@横浜アリーナ『2戦先勝方式へ変更』
 2020-21シーズン終了後、B1からB2への降格無し、昇格のみ(2021-22シーズンのB1は22クラブ体制へ)
 アジア特別枠(アジアの多様な選手との日常的な対戦)
 ガイドライン策定(感染対策チームへ専門家を交え、医学的知見を取り入れて策定中)

2020-21シーズンのチャンピオンシップは2021年5月13日から行われ、ファイナルは5月29日から横浜アリーナで開催する。今までファイナルは一発勝負だったが、新シーズンより2戦先勝に。2017-18シーズンから2連覇を達成しているアルバルク東京の田中大貴は新フォーマットについてこう語る。「ファイナルという大舞台で勝つことの大変さは知っていますが、今年は2つ勝たないといけない。よりタフなチームがチャンピオンになると思うので、自分たちがシーズンを通して成長し、Bリーグチャンピオンに相応しいタフなチームになれるようにやっていきたいです」

また、新シーズンの個人的な目標を問われた田中は『欲』と回答。「新シーズンは個人としては東京オリンピックもあるので、もっと成長したい思いがあります。良い意味で欲を出して取り組んで行けたら良いシーズンになると思い、欲にしました」

そして今までと大きく異なるのが『アジア特別枠』で、すでに三遠ネオフェニックスと信州ブレイブウォリアーズがフィリピンと韓国の選手を獲得している。川崎ブレイブサンダースの藤井祐眞は「すごく楽しみ」とアジア特別枠を歓迎。「アウトサイドのアジアの選手が日本でプレーすることは、個人的にはすごく楽しみです。開幕戦で千葉ジェッツと三遠が当たるので、そこで富樫(勇樹)選手と(サーディ)ラベナ選手のマッチアップが楽しみですね」と笑顔で語った。

昨シーズンのアワードで個人タイトル3冠を達成した藤井の新シーズンの目標は『挑戦』。「僕たちはチャンピオンに一度もなったことがないので、優勝への挑戦です。そして今までとは違ったシーズンになると思うので、リーグとしての挑戦も踏まえて『挑戦』にしました」

またガイドラインについては島田慎二チェアマンが「いろいろな対策を準備しても選手の努力やお客様の注意も必要なので、みんなで協力してこの難局を乗り越えてシーズンが終了できれば」と説明する。

選手やチームスタッフについては心身の安全確保が大事だとし、費用はリーグ負担でPCR検査を2週間ごとに実施することを発表。それだけでなく、日常の体調管理ツールを導入して選手やスタッフの体調や体温を管理し、状況をリアルタイムで把握していくとのこと。また、来場者に対しても入り口でのサーモグラフィによる体温チェックを全会場で実施していく。

Bリーグは会場に観客を迎えての新シーズン開催を目指している。そのためにはリーグ、選手、クラブ、そしてファンが一枚岩になって2020-21シーズンを迎える準備をする必要がある。

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