ブラッドリー・ビール

ベルターンスも不在、八村塁がチームを引っ張る存在に

ウィザーズはジョン・ウォールとブラッドリー・ビールの『2枚看板』のチーム。今シーズンはウォールがアキレス腱のケガで不在となったが、その分まで活躍したビールがキャリアハイを大きく更新する平均30.5得点を挙げてチームを引っ張ってきた。

しかし、シーズン再開に向けてチームの練習施設を使ったワークアウトに参加していたビールは、ディズニー・ワールドへの出発直前になって欠場を表明。シーズン中に抱えていた右肩の痛みが引かず、リハビリしながら調整していたが、結局はプレーしないという決断を下した。

クラブを通じてビールはこう語る。「難しい決断で、このチームのリーダーとして軽くは考えられなかった。オーランドでプレーオフ進出を懸けて戦うチームを助けたかったけど、長期的に見ればこうすることがベストだ。チームメートとファン、そしてクラブ全体のサポートに感謝したいし、来シーズンに復帰してここまでの成長を継続させるのを楽しみにしている」

チームはリーグ再開の舞台となるオーランドに向かったが、ビールは帯同していない。戦力的にはもちろん大打撃で、チームトップの30.5得点を挙げたビール、2位の15.4得点を挙げているダービス・ベルターンスが不在となる。これに続くのは13.4得点の八村塁。プレーオフ進出のためには再開からのレギュラーシーズン8試合で負けられないウィザーズを、あらゆる意味で引っ張ることが八村には求められる。