かつての最強センターが往年のパワーを披露
ドワイト・ハワードは、2000年代を代表するビッグマンの一人で、数年前までは『現役最強センター』の称号を欲しいままにしていた。しかし、マジックからレイカーズ、ロケッツ、ホークスと渡り歩く間に選手としての評価を著しく下げ、今シーズンはホーネッツに在籍。試合によってモチベーションの差が激しいと指摘されることも少なくなく、現在もかつての栄光を取り戻せてはいない。
そんなハワードだが、3月21日に敵地で行なわれたネッツ戦で、NBA史上8人目となる1試合30得点30リバウンド超えという快挙を達成した。
Watch @DwightHoward go for ??32 POINTS & 30 REBOUNDS?? in tonight's win over the Nets! #BuzzCity @HornetsOnFSSE pic.twitter.com/BwtEnROVR2
— Charlotte Hornets (@hornets) March 22, 2018
32得点30リバウンドを記録したハワードは、2010年11月12日のニックス戦で31得点31リバウンドをマークしたケビン・ラブ(当時はティンバーウルブズ所属)以来となる1試合30得点30リバウンド超えを達成。『ESPN』によれば、ネッツ戦での30得点30リバウンド超えは、1978年2月3日にカリーム・アブドゥル・ジャバーが記録して以来初だという。
ハワードは「カリームのような偉大な選手と並べて光栄だ。カリームもそうだし、ウィルト・チェンバレンにあこがれて育ったからね」と語った。
ハワードは今シーズン平均16.3得点、12.0リバウンドを記録し、キャリア平均(17.4得点、12.6リバウンド)に近い成績を残している。残念ながらチームは2年続けてプレーオフ進出を逃す可能性が高いが、ハワードにとっては『汚名返上』の足掛かりになるシーズンになったと言えるかもしれない。『最強ビッグマン』の称号を取り戻すには、安定したパフォーマンスと、チームを勝たせられる存在になることが求められる。