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13年ぶりのプレーオフ進出へ最後の後押しとなるか

右ひざ半月板の損傷で戦線離脱しているティンバーウルブズのジミー・バトラー。チームはバトラーが負傷欠場してから4勝5敗と負け越し、現在は西カンファレンス8位にまで順位を落とした。

これまで3位から9位まで数ゲーム差だったプレーオフレースも、3位をトレイルブレイザーズとサンダーが争い、5位から8位までをジャズ、ペリカンズ、スパーズ、ウルブズ、クリッパーズ、ナゲッツの6チームで争う様相を呈してきた。

13年ぶりのプレーオフを進出を達成したいウルブズにとって、これからの11試合は1戦必勝になる。そんな中、ウルブズに朗報が舞い込んだ。欠場中のバトラーが、レギュラーシーズン中に復帰する可能性を示唆したのだ。

プレーオフ開幕までの復帰が可能かを聞かれたバトラーは「そのつもりでいるよ」と答えた。「具体的な日時は言えないけれど、復帰してチームの役に立ちたい。プレーしたい」

バトラーがケガをしたのは2月15日。当初は6週間から8週間の離脱と発表されたため、間に合ってもレギュラーシーズン最後の数試合といったところ。ただ、このところバトラー抜きで順位を落としていると言っても、3月に入ってからはプレーオフ常連の強豪とばかり対戦しており、ウォリアーズやウィザーズから勝ちを拾った意味は小さくない。

むしろ、これからの日程は恵まれている。20日にはライバルのクリッパーズと対戦するが、その後は再建途中のニックス、グリズリーズ、ホークス、マーベリックスとの試合が組まれている。ここをなんとしても勝ちきった上で、プレーオフを争うジャズ、ナゲッツに勝ちたいところ。

このあたりでバトラーが復帰して、チームに最後の後押しとなれば理想の展開だ。18日のロケッツ戦では敗れたとはいえ、デリック・ローズが14得点と実力の片鱗を発揮。ローズとバトラーのデュオが本領発揮となれば、プレーオフも楽しみになる。