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昨年12月から勝率5割未満のチームに負けなし

東カンファレンス首位を走るラプターズ。その勢いはとどまることを知らず、3月16日にはオーバータイムの末122-115でマーベリックスに勝利し、11連勝を達成した。

これで11連勝、2月23日にバックスにオーバータイムの末に敗れているが、その前にも7連勝をしており、直近19試合で18勝1敗という好成績。52勝17敗で、東カンファレンス2位のセルティックスとの差は5ゲームと独走態勢に入った。

そんなラプターズの強さの秘密は、勝つべき試合を落としていない、ということに尽きる。昨年12月26日のマブス戦に敗れて以降、ラプターズは勝率5割を下回るチームに1敗もしていない。年々競争力が高まっているNBAで、これを実行するのは容易いことではない。ラプターズを率いるヘッドコーチのドウェイン・ケーシーは、106-99で勝利した15日のペイサーズ戦の試合後、チームの強さについて、「ウチの選手たちは一丸となって戦っている。全員が一丸となってゲームプランを実行している」と語った。

そして今シーズンのラプターズは、ホームゲームに圧倒的に強い。マブス戦に勝利し、今シーズンのホーム戦績はリーグベストの29勝5敗。東の第1シードを獲得すればプレーオフでも大いに有利となる。

4月から始まるプレーオフの結果を予想するのは難しいが、今のラプターズの力、勢い、ケミストリーを見る限り、NBAファイナルに進出する可能性が球団史上最も高いと言えるのではないだろうか。