身も心もフェニックスレッドで登場
三遠ネオフェニックスはBリーグ初となる『アジア特別枠』でフィリピン出身のサーディ・ラベナと契約を結んだ。そして本日、リモートで会見を行った。
ラベナは自国メディアの取材を受けた際、来日に際して髪を赤く染めると語っていたが、すでに髪を赤く染め、赤色のTシャツを着て会見に臨んだ。「大学時代は白と青がチームカラーで、赤を着るのがバスケ人生で初めてでワクワクしています。フェニックスのチームカラーが赤なので、それに近づけたいと思いました」
プロキャリアを他国でスタートさせるのはとても勇気のいる決断だ。ラベナも「正直不安でした」と語ったが、チャレンジ精神が上回り入団を決めたという。「難しい決断でしたが、競争がしたいと思い、コンフォートゾーンから抜け出して、チャレンジがしたかったので決断しました」
Bリーグについては「ドリブルよりもパスが多いイメージ。フィリピンよりもシューターが多くて3ポイントシュートが多く、外国籍選手のレベルも高い」と語り、知っている選手に千葉ジェッツの富樫勇樹、宇都宮ブレックスのテーブス海の名前を挙げた。
また、日本の文化が好きと語るラベナは「優しくて、おもしろい人が多い。食べ物もそうだし、僕はファッションもこだわるので楽しみ」と、日本での生活を心待ちにしている。
三遠は5勝36敗とリーグ最下位で今シーズンを終えた。代表取締役社長の北郷謙二郎はラベナを「古豪復活のキープレーヤー」と称し、大きな期待を寄せている。
ラベナはフィリピンのインカレにあたるUAAP選手権でチームを3連覇に導き、3年連続で同大会のファイナルズMVPを受賞している。フィリピンの大学No.1プレーヤーと評され、すでにフル代表デビューを果たしているラベナは「必ずベストなプレーをして、ファンをハッピーにしたい」と意気込んだ。
勝ち方を知り、逆境に立ち向かうチャレンジ精神を持つラベナはどこまで三遠を強くできるか。