23歳にしてB1の4チームを経験、次はKBLに挑戦
京都ハンナリーズから自由交渉選手リストに公示されていた中村太地が、韓国KBLの原州DBプロミに移籍することが決まった。
中村は190cmの大型ポイントガードで、サイズとフィジカルを生かし、強気に仕掛ける自らのプレーを起点にクリエイトできる能力が持ち味。福岡大附属大濠から法政大へと進み、1年からシーホース三河、富山グラウジーズ、横浜ビー・コルセアーズと3年連続で特別指定を経験した。大学4年となった今シーズンは大学バスケ部を退部して、京都とプロ契約を結び、全41試合に出場して40試合にスタメン出場。1試合平均23.5分のプレータイムを得て、6.3得点、2.1リバウンド、2.7アシストと活躍していた。
Bリーグでは創設時よりKBLとの交流を進めており、2018-19シーズンのファイナルの会場にはKBLコミッショナーが訪れ、大河正明チェアマンとともに両リーグ提携の調印式を行った。両リーグともに2020-21シーズンからアジア枠を設けており、中村はその適用第1号となる。
原州DBプロミは2017-18シーズンにイ・サンボム監督を筆頭に世代交代宣言をして再出発。スピードのあるバスケットを追求することでリーグ優勝とプレーオフ準優勝を飾った。今シーズンは新型コロナウイルスの影響で43試合で中断となったが、その時点で28勝15敗と勝率トップに立っていたことで優勝を決めている。このチームに中村は加わることになる。