代表コンビが牽引する琉球ゴールデンキングス、終盤の猛攻で突き放して大阪を撃破

2018/03/03
Bリーグ&国内
357

文・写真=鈴木栄一

アイラと古川、日本代表コンビが結果を出す

3月2日、琉球ゴールデンキングスがホームの沖縄市体育館で大阪エヴェッサと対戦。第3クォーターまで僅差の戦いが続く中、第4クォーターに32得点と一気に突き放し、78-66で勝利を収めた。

W杯アジア1次予選による中断を挟んでのリーグ再開初戦となったこの試合だが、琉球はアイラ・ブラウンが18得点15リバウンド。衝撃の坊主姿を披露した古川孝敏も10得点を挙げるなど、タフなスケジュールの中で代表コンビがしっかり結果を出したことが勝利の大きな要因となった。

第1クォーターは、琉球はブラウンの3ポイントシュート、ターンオーバー奪取からの古川の得点などによって、開始から約4分で7-0と先行する。しかし、ここから大阪も何とか踏ん張り、琉球の5点リードで終える。

第2クォーターに入ると、大阪は熊谷尚也の3ポイントシュートから流れを引き寄せ、木下博之のバスケット・カウントによって15-17 と序盤に逆転。琉球にとっては嫌な展開となるが、残り約5分に「途中、これで大丈夫なんだろうと精神的に落ちてしまった時、津山が良いシュートを決めてくれました。これで苦しい時にも思いきりシュートを打とうという気持ちがチームに伝染しました」と佐々宜央ヘッドコーチが振り返った津山尚大の3ポイントシュートで盛り返す。そして29-29の同点で前半を終える。

「強いチームには、強い個がある」

後半に入っても接戦は続き、琉球の4点リードで第4クォーターを迎える。だが、ここから琉球は地区首位チームの本領を発揮。自慢の堅守に加え、岸本隆一が要所で3ポイントシュートを2本成功させ、開始約3分でリードを10点にまで広げると、そのまま主導権を握り逃げ切った。

琉球の佐々ヘッドコーチは、「ベースとしてディフェンスをやりきってくれました」と第一に最後まで崩れなかった守備を勝因に挙げた。そして「強いチームには、強い個がある。ウチには苦しい時に決め切れる力を持った選手がいます」と、流れが悪い時に踏ん張れた要素を振り返っている。

また、第4クォーターに貴重な3ポイントシュートを2本決めた岸本は、「後半、メンタル的によりアグレッシブにプレーできたことが勝ちにつながりました」と勝因を分析。ただ一方で「途中まで戦術的に相手の裏をかこう、相手の予想と違うところでアドバンテージを見つけようという意識が強すぎて、シンプルに目の前の相手を倒しにいく、1対1のオフェンスでシンプルに抜こうという気持ちが足りなかった。それはポイントガードとして反省です」と試合運びの課題も語っている。

大阪は途中加入の外国籍コンビに存在感

一方、最後に失速してしまった大阪の桶谷大ヘッドコーチは「琉球は特にホームゲームでは観客の大きな声援もあり、シュートが入りだすと一気にチームが乗ってスコアしていく。その強みを出させてしまった。止めるべきところで抑えられず、踏ん張りところでフィジカルで頑張りきれなかった。そこがタフではなかったです」と振り返る。

とはいえ、エクゼビア・ギブソンは21得点、キース・ベンソンは16得点とシーズン途中加入の外国籍コンビは他の選手との連携がまだまだの中でも、しっかりインサイドで存在感を発揮。3日の試合も引き続きツインタワーによってゴール下で主導権を握りつつ、あとはここ一番で我慢できるかがリベンジへの鍵となってくる。