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好調ペリカンズを支えるベテランの存在

ペリカンズはアンソニー・デイビスが53得点17リバウンド5ブロックと大暴れ。サンズを125-116で下した。これで連勝を6に伸ばし、34勝26敗と西カンファレンス5位に浮上している。

1月26日のロケッツ戦でデマーカス・カズンズがアキレス腱断裂の重傷を負い、今シーズン全休に。カズンズ離脱後の6試合で1勝5敗と大きく負け越し、ペリカンズのプレーオフ進出は厳しいものと見られた。だがエースのデイビスを筆頭にチームの結束を強めたペリカンズは、そこから5連勝を挙げ、プレーオフ争いに再浮上した。

そのペリカンズはエメカ・オカフォーと、2度の10日間契約を経て今シーズン残りの試合を契約すると発表した。オカファーは2004年のドラフト全体2位指名を受け、当時NBA新規加入球団だったボブキャッツと契約。チームはNBAの洗礼を受け18勝64敗と大きく負け越したが、オカフォーは平均15.1得点、10.9リバウンド、1.7ブロックを記録し孤軍奮闘。その年の新人王に輝いた。

その後もダブル・ダブルを見込むことのできるプレーヤーとして2013年までNBAでプレーを続けたが、首の椎間板ヘルニアを患い無所属の状態が続いていた。35歳になったオカフォーだが、今日のサンズ戦では14得点4リバウンド1ブロックと攻守に貢献。ラジョン・ロンドとアリウープを完成させるなど、早くもチームにフィットしている。

強豪ひしめく西カンファレンスとあって、5位ペリカンズから10位ジャズまでのゲーム差はわずか3.5。カズンズは失ったが、かつての新人王であるベテランのオカフォーが思わぬ堀り出しものとなったペリカンズ。2年ぶりのプレーオフ進出に向けラストスパートと行けるだろうか。