「自分の子供たちには憎悪の感情を持ってもらいたくない」
今週末もアメリカの各都市で人種差別撲滅を訴える大規模な抗議デモが開かれている。
2018-19シーズンのMVPに輝いたバックスのヤニス・アデトクンボも、ミルウォーキーでのデモにチームメートと参加し、人種差別に対する見解を語った。拡声器を持ったアデトクンボは「ここは僕たちみんなの街だ。僕たちは変化、正義を求めている」と声を上げ、デモ参加者から喝采を浴びた。
幼い子を持つアデトクンボは「僕は、ここミルウォーキーで子供を育てたい。自分の子供たちが恐れることなく表を歩けるようにしたい」とも主張。「僕は、自分の子供たちには憎悪の感情を持ってもらいたくない。白人、黒人、黄色人種、肌の色なんて関係ない。僕たちは同じ人間なんだ」
今回のデモに繋がった黒人男性、ジョージ・フロイド氏の殺害事件に限らず、NBAのスター選手、コーチたちは、以前も同様の事件が起こった際に声を上げた。だが、白人警察官によるフロイド氏殺害事件の余波は大きく、抗議デモの輪は瞬く間に世界中に広がった。
予定通り7月末から2019-20シーズンが再開されてからも、選手、関係者を含むリーグ全体で、人種差別を撲滅するために強いメッセージが発信されるに違いない。
Giannis handing out water to protesters in Milwaukee
(via @HannahFOX6Now) pic.twitter.com/ErGKlDLjFX
— Bleacher Report (@BleacherReport) June 6, 2020