栃木ブレックスの一員として9年目のシーズンに挑む

田臥勇太が栃木ブレックスとの2016-17シーズンの契約を結んだことが発表された。

秋田県の能代工業高校で3年連続3冠を成し遂げるなど、10代からバスケ界で最も注目される存在だった田臥は、2004年9月にサンズと契約。このシーズンの開幕ロスターに登録され、NBAプレーヤーになるという夢を実現させた。

アメリカでの挑戦を終えた2008年夏に栃木ブレックスに入団。以後、常にチームリーダーとして、そしてチームの象徴として活躍してきた。NBLでは3シーズン連続でベスト5に選出されている。

Bリーグ元年となる今年、栃木ブレックス残留が基本線と言われながらも、なかなか契約延長が発表されなかったので、「移籍するのではないか」との見方もじわじわと増えつつあった。優秀なポイントガードなくして強いチームはない。現状のバスケ界で圧倒的な田臥が加入すれば、チーム力アップだけでなく人気面でのプラスも見込める。どのクラブも田臥を欲しがったことだろう。

しかし、田臥は契約延長を選択した。栃木ブレックスの一員として9年目のシーズンに挑む田臥は、クラブの公式HPを通じて次のようなコメントを発表している。

「ブレックスファンの皆さん、いつも応援していただき本当にありがとうございます。2016-17シーズンもブレックスのメンバーとしてプレーできることを大変嬉しく思います。BLEAGUE初代王者を目指しチーム全員で戦いますので、引き続きたくさんの熱い声援よろしくお願いします」

現在は日本代表の一員としてセルビア遠征中の田臥。五輪世界最終予選の初戦はいよいよ今夜行われる。