オールスターを誰よりも楽しんだジョエル・エンビード「ついにたどり着いた」

2018/02/21
NBA&海外
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写真=Getty Images

珍しく感傷的になり、終盤戦の活躍を誓う

セブンティシクサーズのジョエル・エンビードは、先週末に行われたオールスターゲームに初出場。金曜のライジング・スターズ・チャレンジにも土曜のスキルズチャレンジにも参加し、ステイプルズ・センターでのお祭りを誰よりも楽しんだ。ただ本人は「本当は3ポイントコンテストにも出たかったんだ。来年こそは、と思っているよ」とジョークを飛ばす。

エンビードは『チーム・ステフィン』の一員としてオールスターゲームに先発出場。20分のプレータイムで19得点8リバウンド2ブロックを記録した。

「カメルーンからフロリダに来て中学高校と過ごし、カンザス大でプレーしてNBAに来て、そうやってオールスターの舞台に立っているんだよなあ、と感慨深かったよ」と彼は言う。

ここまでのキャリアが順風満帆だったわけではない。コートに立っている時は怖いものナシで無類の強さを誇るエンビードだが、ケガに悩まされてきた。ドラフト前に右足の骨折をして、シクサーズに指名されて契約したものの、2年をリハビリに費やすことになった。その道のりのことをエンビードは言う。

「オールスターは本当にすごい舞台だよ。2年間を無駄にしたと言うけど、本当にハードに練習したんだ。俺が失ったのは2年だけじゃない。弟を亡くしてバスケを辞めようとも思った。でもあきらめずに突き進んで、オールスターの舞台にたどり着いたんだ」

いつもは破天荒なエンビードも、ちょっぴり感傷的になっていた様子。しかしオールスターゲーム終了直後のテレビ局のインタビューでは、いつも通りのおどけた様子を見せた。「これまでで一番すごい経験をして、一番疲れたかも。今日は早く帰ってベッドに入って、シーズン再開に備えなきゃ──」

ベン・シモンズ、ダリオ・シャリッチ、そしてエンビードと3人のオールスター選手を擁するシクサーズのリーグ再開は22日のブルズ戦から。プレーオフ争いを実現するためには一試合も無駄にはできない。エンビードにかかる期待も、また大きい。