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ノビツキーはマブス残留を選んでレジェンドに

レイカーズレジェンドのコービー・ブライアントは、先日フリーエージェントの勧誘について「必要ない」と語った。伝統ある球団のために力を尽くしたいと自発的に思える選手でなければ、『パープル&ゴールド』のジャージーを着るに値しないという自論があるからだ。

だが、何事にも例外は存在する。かつてコービーが積極的に勧誘に乗り出した選手がいた。それはマーベリックスレジェンドのダーク・ノビツキーだ。

ノビツキーは『Blecher Report』に、フリーエージェントの権利を獲得した際にコービーからの勧誘があったことを明かした。ただ、本人も何年前のことか正確には覚えていないという。

ノビツキーがレイカーズ移籍をどれだけ真剣に考えたかは分からないものの、結果として実現することはなかった。それでもコービー・ブライアントとダーク・ノビツキーが共闘する可能性があったというだけでも興味深い。もし実現していたら、ひょっとすると時期的にコービー、ノビツキー、パウ・ガソルのビッグ3が誕生していたかもしれない。そうなれば、西カンファレンスの勢力図は大きく変わっていただろう。

だがノビツキーはマブスを離れなかった。そして2010-11シーズンのNBAファイナルに勝ち進み、レブロン・ジェームズ、ドウェイン・ウェイド、クリス・ボッシュを擁した当時のヒートを下し、球団初優勝を果たした。単に優勝を望むのなら、コービーの誘いに乗った方が近道だったはず。それでも安易な方法を取らなかったことで、ノビツキーのレガシーは伝説になった。何と言ってコービーに断りを入れたのか気になるところだが、2人はライバルとして互いをリスペクトし合う関係を築いた。