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キャブス初のNBA制覇の後、休むこともなくカナダ代表に合流

キャバリアーズのトリスタン・トンプソンが、カナダ代表としてリオ五輪最終予選に出場することが分かった。

2015-16シーズンはキャブズの初優勝で幕を閉じたばかりだが、疲れ知らずのトンプソンは、母国の五輪出場に向け、7月4日から10日の日程でマニラで開催される最終予選に出場する。

五輪最終予選は、ベオグラード、トリノ、マニラの3都市で開催。各都市では、3国による2グループ(AとB)に分かれ、グループ内で総当たり戦を行なう。その後グループA1位とB2位、B1位とA2位が決勝進出をかけて対戦。最終的に各都市から1国ずつ勝者が決まり、合計3国にリオ五輪出場権が与えられるという仕組みだ。

トルコ、セネガルという強豪と同組となったカナダにとっては、気迫あふれるプレーとリバウンドが武器のトンプソンの存在は大きい。何よりも最大の武器は、試合に出場し続けらるだけの旺盛な体力と、強靭な肉体だ。トンプソンは、第7戦までもつれたウォリアーズとのNBAファイナルを含め、15-16シーズンは全103試合に出場した。そもそも、2012-13シーズンから1試合も欠場していない「鉄人」ぶりなのだ。大舞台を経験したトンプソンが、国際大会でもリバウンドマシーンと化せるかどうかが、カナダの命運を握る。

パワーフォワードの中では上背があるほうではないが、ゴール付近で強さを発揮する。汚れ役を一手に担う、縁の下の力持ちだ。