セルティックスのジェイレン・ブラウン、「通用するのも3年目まで」という恩師ビリー・ドノバンの『愛のムチ』に感謝

セルティックスのジェイレン・ブラウン、「通用するのも3年目まで」という恩師ビリー・ドノバンの『愛のムチ』に感謝

2020/05/17

ジェイレン・ブラウン

代表で「一生懸命にプレーしていない」と一喝される

セルティックスの中心選手として活躍しているジェイレン・ブラウンは、NBAでプレーする以前からU-18のアメリカ代表にも招集されるなど、ずば抜けた才能を見せていた。しかし、才能だけでは一流にはなれない。そのことを痛感させられたのは、彼がまだ17歳の頃だった。

U-18代表の練習でも、同世代のライバルを次々に打ち負かしたというブラウンだったが、その鼻をへし折ったのがビリー・ドノバンだ。今はサンダーで指揮を執るドノバンだが、当時はフロリダ大とU-18の代表ヘッドコーチを兼任していた。

ブラウンは、マサチューセッツ大の生徒とZoomで対談した際、ドノバンから受けた厳しい助言、そのエピソードを語っている。

「僕は彼の代表チームでもベストプレーヤーだったと思う。それなのに、コーチは自分を使わなかったんだ。練習では全員を打ち負かしていたのに、おかしいと思っていた。チームはどの国と対戦しても50点差をつけて勝っていたけど、僕はベンチで試合を見ているだけなんて嫌だった。それでコーチになぜ自分を起用しないのか聞いたら、一生懸命にやっていないからだと言われた。練習から結果を出していたから、意味が分からなかった」

「そんな僕に彼は面と向かってこう言ってくれた。『君はいずれNBAでプレーするだろうが、一生懸命にやっていなければ通用するのも3年目までだ』とね。当時17歳の僕は、それを聞いてムカついたし涙も出た。でも、コーチの言葉は僕に火をつけた。そのおかげでNBAでプレーできているんだと思う」

2016年のNBAドラフトでベン・シモンズ、ブランドン・イングラムに続く全体3位指名を受けたブラウンは、セルティックスで4年目のシーズンを迎えている。ドノバンに指摘された「通用するのも3年目まで」の言葉を乗り越え、今も成長を続けている。

当時はドノバンの言葉が理解できなかったと言うブラウンだが、年齢を重ねるごとに受け止め方が変わってきたそうだ。

「コーチが指摘したかったのは、僕が自分のポテンシャルを生かしてなかったということ。当時も代表でベストプレーヤーだったかもしれないけれど、やれるだけの努力をしていなかった。才能だけで打ち負かしていたけど、練習量でも周りを圧倒すべきだった。僕も年齢を重ねて自分自身が分かるようになった。才能は誰にでもある。でもそれだけでは現状を打破できない」

ブラウンは学生たちに「大事なのは自信を持つこと。これは、バスケットボールだけに限った話ではない」と伝えた。

「自分の力を信じれば、目標に到達できる。本当の自信は、努力に努力を重ねることで得られる。大きな顔をして横柄に振る舞うような偽物の自信ではなくて、本当の自信をね。コービー・ブライアントのように、周りより努力する姿勢が大事なんだ」

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