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願いが実現して、最高のおばあちゃん孝行に

NBAの会場では、手書きのボードを持って観客から声援を送るファンの姿が目立つ。チームや選手の名前が書かれているものが大半だが、中には選手へのリクエストを書いたユニークなものも見られる。

これに反応したのがスパーズのトニー・パーカーだ。本拠地AT&Tセンターでのナゲッツ戦を前に、「トニーP、僕のお婆ちゃんをハグしてあげて!」と書かれたボードを持ったファンを見つけると、自ら客席に足を運び、そのリクエストに応えた。

同じくスパーズのマヌ・ジノビリは、昨年11月の試合で、母国アルゼンチンから8000km以上離れたアメリカにやって来たファンを見つけて記念撮影に応じ、ファンが用意したボードにサインするファンサービスに応じた。

広い会場であっても、選手たちはコートから客席をよく見ているもの。最近では、キャバリアーズのドウェイン・ウェイドが、「クリスマスの願いが叶って、この試合を見に来ることができた」という手書きのボードに気づき、試合後にはそのファンをコートにまで呼び寄せ、試合で着用したシューズまでプレゼント。

日本からNBA観戦で現地を訪れるファンにも、目当ての選手に宛てたメッセージ入りのボードを持っていくことをお勧めしたい。想像もしていなかったことが起こるかもしれない。