琉球ゴールデンキングスが6連勝、西宮ストークスは連携不足と試合運びの難を露呈

2018/01/30
Bリーグ&国内
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文=丸山素行 写真=B.LEAGUE

西地区首位を走る琉球が圧倒、西宮は試合運びに難

月曜ナイトゲームとなった西宮ストークスvs琉球ゴールデンキングスの第2戦。西宮はシュート精度が上がらずに前半で大量リードを許し、69-85の完敗を喫した。

西宮は過去5試合の第1クォーターのスコアで54-127と大きく負け越しており、序盤に大量リードを奪われている。立ち上がりのパフォーマンスが勝敗を分けるのは間違いないのだがこの試合でも第1クォーターからリードを許す苦しい展開となった

開始2分で2-2と静かな立ち上がりとなったが、西宮はノーマークのシュートチャンスを作り出すも精度を欠き、徐々にシュートセレクションも悪化。ここから約6分間得点が止まる。琉球もリングに嫌われる時間が続くが、西宮とは対照的に積極性を失わなかった。結果、田代直希と岸本隆一の3ポイントシュートでリズムに乗り、ヒルトン・アームストロングのゴール下が決まり、残り3分で13-2と早くも点差を2桁に乗せた。

西宮はフリースローで盛り返し、8-15とビハインドを1桁に戻すも、第1クォーター残り21秒のポゼッションで時間をギリギリまで使わず、残り10秒でハーバート・ヒルがシュートを外して琉球にポゼッションを譲ってしまう。ここでハーフライン付近から津山尚大にブザービーターを許し、8-18と10点のビハインドを背負った。津山のハーフコートショットが決まったのは運が悪かったかもしれないが、余計なポゼッションを与えたのは西宮のミス。こうした細かい積み重ねが勝敗を左右する。

ホームの観客を前に、最後まで戦う姿を見せた西宮

第2クォーターに入り、西宮は合わせのプレーが増えてオフェンスが動き出す。特に富山グラウジーズから期限付き移籍をした岡田優が3ポイントシュートを含む7得点でチームに勢いを与えた。しかし、両チームともオン・ザ・コート「2」で琉球のハッサン・マーティンとヒルトンのパワーと高さの前に失点がかさむ。また西宮はこのクォーターも、残り23秒でポゼッションを得るも、6秒を残してボールを失った。ここから須田侑太郎にブザービーターを許し、試合運びの課題がまたも出た。

前半を終えて27-46。まだ時間は残されていたが、西地区の首位を独走する琉球を相手に、19点のビハインドはあまりにも大きい。それでも西宮は最終クォーターに、ホームのファンの前で意地を見せる。

残り6分を切り49-79と30点差を付けられていたが、ドゥレイロン・バーンズを中心に反撃を開始。バーンズは強引なアタックから2本の3ポイントシュートを含む18得点をこのクォーターだけで挙げた。メンバーを落とさない琉球に対し、最後まで全力プレーを見せ、最終クォーターを26-17で上回った。

琉球好調の要因はリーグNo.1のディフェンス

勝利した琉球の佐々宜央ヘッドコーチは「ディフェンスを激しくやれて、35分間は良い戦いができたと思います」と試合を振り返る。これで連勝を6に伸ばし「基本であるディフェンスをしっかりやり、ボールが良く回りシェアできている」と好調の要因を語った。

西宮は7勝25敗と、島根スサノオマジックと並んでリーグ最下位。前節はシーホース三河を相手に1勝をもぎ取ったが、その再現はならなかった。立て続けに新戦力を獲得したが、連携を高めることが急務となる。また試合の入り方やクォーターの終わり方など、細かな部分をもう少し詰める必要がある。

それでもラスト5分で見せた爆発力は本物で、チームとしての伸びしろは感じられる。自分たちの時間帯をどれだけ長く作れるかが今後の浮上のきっかけになりそうだ。