富山での現役最終年に選手兼アシスタントコーチを経験
レバンガ北海道は今日、来シーズンのヘッドコーチに宮永雄太が就任したことを発表した。
宮永は札幌出身の38歳。大東文化大から東芝ブレイブサンダースに入団し、栃木ブレックス、千葉ジェッツでプレー。その後に期限付き移籍でレバンガ北海道でもプレーしている。Bリーグ初年度からは富山グラウジーズで現役最後の2シーズンを過ごした。
現役最後の年となった2017-18シーズンには、ミオドラグ・ライコビッチの下でB1初の『選手兼アシスタントコーチ』を経験。相手チームの分析を主に担当しながら、ポイントガードの2番手を務めた。「チームの中で最年長の僕がすべての仕事をして、それでも試合に出た時にはハードにディフェンスをして、ルーズボールにダイブしてっていう姿を仲間が見てくれれば、それだけでもみんなもっと頑張ろうと思ってくれます。それだけでもチーム力アップに繋がる」と、当時の取材で宮永は語っている。
2018年オフに現役引退。その後はWリーグの富士通レッドウェーブでアシスタントコーチを務めていた。今回、北海道では内海知秀が勇退し、その後任として宮永がヘッドコーチとなる。
就任にあたってクラブから出されたリリースの中で、宮永はこんなスタイルを掲げている。「新しいレバンガ北海道のスタイルとしては、40分間すべてのシチュエーションにおいてプレッシャーをかけ続けるハードなディフェンスを軸に、常に動きを止めないモーションオフェンスへとつなげていく、速い展開のバスケットを目指していきたいと考えております」
Bリーグになって4シーズン、北海道は激戦の東地区で苦戦しながらもチームとしての地力を高めてきた。それでも今オフにはチームの象徴だった折茂武彦が引退。変革が必要とされるタイミングで、若く意欲のある指揮官にチームを託す。
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