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NBAで活躍する『セレブ』が門前払いを受けることに

セルティックスのジェイソン・テイタムは、ルーキーながら開幕から全試合に先発出場している数少ない存在。スタッツも新人6位の平均13.4得点と5.5リバウンドと立派な数字を残しており、将来のフランチャイズプレーヤー候補の筆頭である。

ドラフトで1巡目指名された選手には、数百万ドルの年俸と2年目までの契約が保証される。昨年まで大学生だった選手が一瞬にして大金を手にする『アメリカン・ドリーム』を地で行く人生だ。ただ、一般的にはセレブという位置づけで見られるNBA選手であっても、社会のルールは守らなければならない。テイタムは『ある体験』を通じ、そのことを実感させられた。

1月24日にステイプルズ・センターで行なわれたクリッパーズ戦(113-102でセルティックスが勝利)で18得点6リバウンドと勝利に貢献したテイタムは、試合後、チームメートとともに夜の街に繰り出した。

『TMZ』によれば、彼らが向かった先はハリウッドにある『Warwick』というナイトクラブ。エースのカイリー・アービングを筆頭に先輩たちは顔パスでドアを通過したのだが、テイタムは入店を断られてしまった。アメリカでは、飲酒が認められるのは21歳からで、アルコールを販売しているナイトクラブに入店するには、身分証明書の提示を求められることもある。

25歳のアービングは問題なくても、テイタムはまだ19歳。しかも、このナイトクラブは特に年齢制限に厳しい店と評判で、2016年には21歳の誕生日までわずか数カ月のディアンジェロ・ラッセルの入店も拒否したほどだ。当時レイカーズの有望株だったラッセルであっても、20歳ならば店に入れるわけにはいかない、という店側の断固たる対応だった。

テイタムは実際の年齢より落ち着きが感じられる青年で、数週間前には第一子にも恵まれた。しかし、19歳では仕方がない。多くの客の前で恥をかかされてしまったが、あと2年間は、試合で疲れた身体を休めるとともに、名門セルティックスの選手として受ける重圧から解放される場所を遠征先で見つけておく必要がありそうだ。