ジェームズ・ハーデンとクリント・カペラ、進化したロケッツを支える名コンビ

2018/01/27
NBA&海外
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写真=Getty Images

今シーズン成功させたロブパスはリーグ最多の49本

昨シーズンに続いて、今シーズンもロケッツは3ポイントシュートを躊躇わずに打ち続けるスタイルを継続している。1試合での平均3ポイントシュート試投数はリーグ1位の43.3本で、50本を超える試合もしばしばあるほど。

そのロケッツを引っ張るジェームズ・ハーデンは、今シーズンからリーグNo.1ポイントガードのクリス・ポールとコンビを組み、2人の連携は日を追うごとに形になっている。

互いに相手を生かすプレーが得意な両者だが、ハーデンに最も生かされている選手はポールではなく、センターのクリント・カペラである。1月24日に敵地で行なわれたマーベリックス戦を例に挙げると、ハーデンはチーム最多の13アシストを記録したのだが、そのうち7つはカペラの得点につながっている。

多くの場合、ボールを持ったハーデンがトップ・オブ・ザ・キー周辺でキープし、カペラのスクリーン越しに動き出す気配を見せ、相手の2人ないし3人を引き付けてのロブパス。あるいはカットインするハーデンが、自分へのマークについたディフェンスの裏を取っているカペラにロブパス、という形が多く、ハーデンのサポートを受け、ペイント内に侵入したカペラが簡単にアリウープでフィニッシュさせるプレーが目立つ。『Elias Sports Bureau』によれば、今シーズンのハーデン&カペラは、リーグ最多となる49本のロブパスを完遂させているという。

また、『ESPN』記者のベン・アラマーによれば、今シーズンのハーデンがオフェンス時に最もボールを託しているのもカペラで、カペラは100ポゼッションあたり9本のシュートをハーデンのパスから放っているという。

ハーデンの得点力、ポールのコントロール力、そしてエリック・ゴードン、ライアン・アンダーソン、トレバー・アリーザといった凄腕シューターだけがロケッツの武器ではない。ハーデン&カペラによる成功率の高いオフェンスもまた、進化したロケッツを支えるアドバンテージだ。

今シーズンのロケッツは、王者ウォリアーズとの対戦を2勝1敗で終えた。西カンファレンスの2位以上でプレーオフに勝ち上がる可能性は高く、順調に勝ち進めば、カンファレンス決勝でウォリアーズと激突することになる。

今のところウォリアーズが優勝の大本命ではあることは間違いない。それでもハーデン&カペラの連携にさらに磨きがかかれば、4年ぶりにウォリアーズ以外のチームがNBAファイナルに進出することも、十分に考えられる。