本川紗奈生

日本代表を加え優勝候補に

デンソーアイリスがシャンソン化粧品シャンソンVマジックの本川紗奈生の獲得を発表した。

本川はストライドの広いドライブを持ち味とする176cmのフォワード。2016年のリオ五輪では主力としてチームのベスト8進出に貢献しており、また2月に行われた東京オリンピック予選大会でも先発を務めた日本代表だ。

今シーズンは16試合すべててに先発出場し、平均17.1得点、4.9リバウンド、4.4アシストを記録。長年シャンソンのエースとして活躍してきたが、『女王』JX-ENEOSサンフラワーズの壁を超えられず優勝経験はない。そのため、今回の移籍理由も優勝への思いが関係していると、クラブを通して発表している。

「移籍をする事は簡単な決断ではありませんでしたが、優勝したいという気持ちが強くこの決断に至りました。そして、デンソーさんからの熱心なオファーもあり、その気持ちに素直に応えたいと思いました。Wリーグでは10年目のシーズンになりますが、これまでの経験を活かし、チームの優勝に貢献できるよう頑張ります!ファンの皆さん、今後も変わらぬご声援とデンソーファンの皆さん、新しく加入した『イチ』をよろしくお願いします!」

デンソーは日本代表キャプテンの髙田真希を軸とし、さくらとひまわりの赤穂姉妹などの若手が台頭。皇后杯では準優勝を収めた。そこに得点力のある本川が加入したことで優勝候補に挙げられるチームとなったと言える。

なお、チームはトヨタ自動車アンテロープスの森ムチャの獲得も同時に発表している。