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嫌がらせにも負けず、球団記録に並ぶロード14連勝達成

1月15日、王者ウォリアーズは宿敵キャバリアーズの本拠地クイックン・ローンズ・アリーナで、ライバルに力の差を見せつけた。118-104での勝利という結果以上に、試合内容でキャブズを圧倒した。だが完全にキャブズの心を折ることに成功したウォリアーズだったが、ロッカールームでは、ロードの『洗礼』を受けていた。

試合後、汗を流すためシャワールームに入った選手たちを待ち受けていたのは、お湯が出ないシャワー。いくら蛇口を捻っても冷水しか出なかったと、『ESPN』が伝えた。試合当日のクリーブランドの気温は、氷点下3度。ウォリアーズの面々は、さぞ震えながら着替えを済ませ、いっそう冷え込む次の遠征地シカゴに向かったはずだ。それでも17日のブルズ戦に119-112で勝利したウォリアーズは、球団記録に並ぶロード14連勝を達成した。

プロスポーツの世界では、敵地で不条理な目に遭うこともしばしば起こる。コートでは試合後に健闘を称え合っても、敵地ではチームバスに乗り、会場を後にするまでは気が抜けないということだ。ウォリアーズも改めて認識したのではないだろうか。

カンファレンスが異なるため、ウォリアーズがレギュラーシーズン中に再びキャブズと対戦することはもうない。次に対戦する機会があるとすれば、6月のNBAファイナルとなる。この仕打ちを知ったオラクル・アリーナのスタッフは、4年連続の激突となった場合に備え、キャブズを『歓迎』する方法をすでに考え始めているかもしれない。