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ネッツ戦で10得点7リバウンド10アシストの大活躍

ニックス新人のフランク・ニリキナは、まだ19歳ながらプレーから落ち着きが感じられる選手で、将来が楽しみな存在だ。1月15日のネッツ戦ではオールラウンドな才能を発揮させ、10得点7リバウンド10アシスト2ブロック1スティールを記録し、119-104での勝利に貢献した。

ここまで41試合に出場しながら先発の機会はないが、このまま経験を積めば先発ポイントガードに固定される可能性が高い。NBA10年のキャリアを持つマイケル・ビーズリーも、キャリア1年目とは思えないニリキナのプレーを目の当たりにし、その才能を高く評価している。

ネッツ戦後、ビーズリーは「フランクは素晴らしい選手。彼自身のペースを見つけて、それを身に着ける必要はあるけど、簡単にトリプル・ダブルを決められるようになる」とコメント。視野が広く、ウィングスパンもセンター並みで、プレーメークのセンスも伴っているため、ビーズリーの意見にも納得がいく。

開幕から41試合に出場し、ニリキナ自身もNBAのリズムをつかみ始めている。「そろそろ自信を持って、アグレッシブにプレーする時期だと思う。気を抜いたりはしないよ。今日のようなプレーを、これからもっとしたい」と語った。

ニックスは現在20勝25敗で東カンファレンス10位。8位ピストンズとは3ゲーム差だ。ビーズリーが言うように、もしニリキナが後半戦もトリプルダブル級の活躍を続けることができれば、5シーズンぶりのプレーオフ進出の可能性も見えてくる。