インターハイ中止決定の衝撃は桜花学園にも、井上眞一コーチ「ほとんどの生徒が泣いていた」

インターハイ中止決定の衝撃は桜花学園にも、井上眞一コーチ「ほとんどの生徒が泣いていた」

2020/04/28

井上眞一

「ウインターカップに向けて頑張ろうとしか言えなかった」

4月26日、新型コロナウイルスの影響によりインターハイ(全国高校総合体育大会)の中止が決まった。全国のプレーヤーへの衝撃は計り知れない中、女子バスケットボールの強豪校である桜花学園にも大きな動揺があった。

昨日、電話取材に応じた井上眞一コーチも「初めての出来事なので驚いています」とショックを隠せない様子だ。

「中止の決定を聞き、私から選手たちに伝えました。最初は私が淡々としゃべって、選手たちは辛い表情で聞いていましたが、解散した後にはほとんどの生徒が泣いていたようです。『あとはウインターカップしかないので、そこに向けて頑張ろう』としか言えませんでした」

桜花学園では愛知県緊急事態宣言が出るまでは感染予防に努めながら練習を行っていたが、今はそれもできない。

「インターハイがなくなり、学校もすでに5月いっぱいは授業をしないことが決まっていて、ストレスも相当あるので、コロナの状況を考えながら家に帰ってもらおうと思います。移動手段の問題もあるので迎えに来られるかどうか、親御さんと相談しています」

高校バスケ日本一を夢見て全国から選手が集まる強豪校だけに、インターハイの中止でモチベーションを保つのは簡単ではない。「例年だと6月から東海大会があり、インターハイでウインターカップの出場が決まります。今年はインターハイがなければ10月の県予選から始まることになります。そこに向けてモチベーションを作ってやっていくしかありません」と井上コーチは語る。

ただ、女子バスケ最強校の桜花学園であっても、今はバスケどころではない。井上コーチもバスケ部の活動ができない今は家に閉じこもる日々を過ごしている。

「戸惑いはありますが、病気になって命がなくなっては大変です。選手が感染するようなことがないよう、気を付けていきます。それと同時に、やっぱり毎日ニュースを見ていると病院で働いている医師や看護婦の皆さんが相当に苦労しておられる。今はスポーツ云々とは言えない状況だと思います」

ウインターカップに向けて再始動することになるが、それはまだ先の話。しばらくは我慢が続くことになりそうだ。

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