タロン・ルー

3月上旬にヘッドコーチのアトキンソンを解任

ネッツは3月上旬にヘッドコーチのケニー・アトキンソンを解任し、ジャック・ボーンに暫定的に指揮を執らせた。昨夏にカイリー・アービングとケビン・デュラントを補強したものの、デュラントはシーズン全休、アービングもケガが重なり、勝率は5割を下回っていた。新ヘッドコーチの候補にはキャバリアーズをNBAチャンピオンに導いたタロン・ルー、ネッツでプレーしていたこともあるジェイソン・キッドなどの名前が挙がっている。

アトキンソン解任の理由は球団からは明かされていないが、アービングとの不仲が原因だと伝えられている。アトキンソンは2016-17シーズンから4シーズンで、118勝190敗の成績を残した。昨シーズンはチームを4年ぶりのプレーオフに導くなど再建に貢献したが、アービングとデュラントのスーパースターを指導したくないと考えていたようだ。

新コーチの候補に挙がっているタロン・ルーは、現在クリッパーズでアシスタントコーチを務めている。2016年にキャバリアーズでヘッドコーチに昇格、同年アービングとともに球団初のNBAチャンピオンに輝いている。アービングはルーの下でのプレーを希望しているとも噂される。

もう一人の候補であるジェイソン・キッドは現在レイカーズのアシスタントコーチだ。現役時代はサンズやマーベリックスでプレー、ネッツには6シーズン半在籍していた。現役引退後の2013-14シーズンにネッツのヘッドコーチに就任し、翌年からはバックスのヘッドコーチを務めた。

2人の他には、ウォリアーズの元ヘッドコーチ、マーク・ジャクソン、ニックスやロケッツで指揮を執ったジェフ・ヴァン・ガンディ、そして暫定コーチのボーンも候補として名前が挙がっている。ただ、球団が本格的な候補者選びを開始するのは2019-20シーズンが終了もしくはキャンセルとなった後とのことだ。