新潟アルビレックスBBが弱点解消に向けたテコ入れ、元琉球のハミルトンを獲得

2018/01/09
Bリーグ&国内
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写真=野口岳彦

ガードナー依存の解消、メンターの役割にも期待

新潟アルビレックスBBは昨日、ジャレッド・バーグレンの契約解除を発表。本日、自由交渉選手リストへ公示するとともに、新外国籍選手としてラモント・ハミルトンの加入を発表した。

ハミルトンはヨーロッパでのプレー経験が長い33歳のビッグマン。昨シーズンは琉球ゴールデンキングスの一員として、代々木第一体育館を満員に埋めたBリーグ『歴史的開幕戦』でのスタメン出場を皮切りに全60試合に出場(うち先発39試合)。外国籍選手トリオのうち最長となる1試合平均23分間のプレータイムを得て、11.7得点(チーム2位)、6.8リバウンド(1位)、3.0アシスト(1位)というスタッツを残した。しかし、シーズン終了後に琉球がチーム再編に踏み切ったことで、アンソニー・マクヘンリーとレイショーン・テリーとともに琉球を離れていた。

琉球からすれば及第点以上の働きは見せたものの、エースでありチームの顔としては物足りないという判断だったのだろう。そんなハミルトンだが、新潟の補強としては的を得ている。ダバンテ・ガードナーという大エースを擁する状況で、他の外国籍選手に求められるのは彼をいかにサポートできるかだ。

今シーズンここまでガードナーの1試合平均得点は29.1で、ニック・ファジーカスの24.9を大きく上回りトップを独走している。それでもガードナーへの依存度が高く休ませられない(1試合平均29分の出場)。そしてガードナーの調子が悪ければ他に打つ手がない、という問題を抱えていた。ガードナーへのマークが今後もっと厳しくなるのは間違いない。チームとして彼へのサポートはより強化すべきだった。

また、27歳のバーグレンとオースティン・ダフォーでは、ガードナーを精神的にサポートするメンターになれない。これが経験抱負なハミルトンとなれば、チーム内で突出した存在になりつつある26歳のガードナーを正しく導くことが期待できる。

『リーグ最強スコアラー』を擁するメリットをどう生かすか

新潟の目標はチャンピオンシップ出場だが、ここまで10勝18敗で中地区5位と出遅れている。天皇杯もシーホース三河に圧倒的な実力の差を見せ付けられる形での完敗を喫し、戦力の面でもチームに刺激を与える上でもテコ入れが必要だった。

それでも、ガードナー依存は選手を一人入れ替えるだけで解決する課題ではない。ガードナーという絶対的なエースがいることは間違いなく強みだが、チームとしてオフェンスの引き出しが少ないのは明らか。また毎試合の大量得点に隠れているが、ガードナーのディフェンス能力の低さをチームで補う方法も見いださなければならない。経験豊富なハミルトンを加え、後半戦の新潟がどのように変わるのか。ハミルトンのプレーだけでなく、庄司和広ヘッドコーチの手腕にも注目したい。