「皆様のお陰で最高の現役生活を送る事が出来ました」
京都ハンナリーズは今日、村上直の現役引退を発表した。
村上は洛南高校、同志社大とバスケットボール選手として京都で育ち、2009年の加入から長くハンナリーズでプレーした生え抜きのポイントガード。2017年にシーホース三河に移籍したが、2年後に京都に復帰。結果的に現役ラストシーズンは中止という形で終わってしまったが、馴染み深いクラブで現役生活を終えることになった。
ベテランと呼ばれる33歳ではあったが、持ち前のスピードは健在で、力強いボールプッシュと自ら仕掛けるドライブで速いオフェンスを作り出す力は衰えておらず、このタイミングでの現役引退を意外に感じるファンも少なくないはずだ。
その村上はクラブを通じてコメントを発表している。
「シーズンの終わり方としては、少し腑に落ちない部分はありますし、もうブースターの皆様の前でコートに立ってプレー出来ないのは少し寂しいですが、悔いはありません! 皆様と共に一喜一憂し、苦しい時は何度も何度も支えてもらって、自分はここまでプレーする事ができました。そんなブースターの皆様と共に過ごした11年間は自分の宝物です。伝えきれないほど感謝の気持ちがありますが、皆様のお陰で最高の現役生活を送る事が出来ました」