カイル・ガイ

「パンデミックと戦うためにルールに従ってください」

キングスのルーキー、カイル・ガイはソーシャルメディアで祖父が新型コロナウイルス感染症で他界したと報告。ウイルスの脅威、深刻さを訴えた。

「昨晩僕の祖父が亡くなり神のもとへと旅立ちました。新型コロナウイルスのせいで多くの家族が破壊されています。お願いですからこの事実を真剣に捉えてください。愛する人を失ってから気づくのでは遅すぎます」

ガイは2019年のNCAAチャンピオンになったヴァージニア大出身のルーキー。大学時代は平均15.4得点、4.5リバウンドを記録し、NCAAトーナメントの決勝戦では24得点を挙げた。昨年のドラフト2巡目でニックスに指名され、現在はキングスと2ウェイ契約を結んでいる。Gリーグでは37試合に出場平均21得点をマーク、NBAでは2試合に出場している。

Instagramの投稿の中でガイは他界した祖父とのハートフルな思い出を紹介した。

「あれは僕が7、8歳のころだと思うけど、祖父は僕がNBA選手になったら自分が代理人になってやるからと冗談半分で言って、契約書に見立てた紙にサインするよう頼まれたんだ。何気ないやりとりだったけど、NBA入りの夢を果たすまで僕は忘れたことはなかった。今頃天国で自分の取り分はまだかと言っているはずです」

『New York Times』によると、アメリカの新型コロナウイルス感染者数は33万人を超えた。死者の数も9600人以上で中国での死者数を上回るなど、感染拡大は続いている。厳しい状況が続く中、ガイはファンに次のメッセージを送った。

「安全に暮らしてください。そして世界的パンデミックと戦うためにルールに従ってください。皆でこの危機を乗り越えましょう」